NBA選手がメタバース関連の商標申請、ファンは無料でNFT獲得可能に

basketball_92048783_s.jpg

 トップアスリートがまたひとりデジタル資産に進出することになるかもしれない。バスケットボール選手のステフィン・カリー選手が最近、米国特許商標庁に「Curryverse」の商標申請を行った。

 NBA(北米プロバスケットボールリーグ)のゴールデンステート・ウォリアーズに所属し、チームのポイントガードを務めるカリー選手が、さまざまなデジタル資産とサービスから成る商標申請を行うよう法定代理人に指示したと、ガーベン・インテレクチュアル・プロパティのジョシュ・ガーベン弁護士が業界ニュースサイトSportTiger.comに語っている。

 10月26日に提出された特許申請所によると、提供されるサービスには、「プロバスケットボール選手、慈善家、実業家、エンターテイナー、俳優、プロデューサーによるパーソナル、バーチャル、メタバース的な出演」や、「プレイヤーがNFT(非代替性トークン)やデジタルトークン、アプリケーショントークンを獲得できるオンラインゲーム」などが含まれるとのこと。その他のエンターテイメントサービスには、「プレイヤーがオンラインマーケットプレイスで交換、取引、販売、購入を行うためのNFT、デジタルトークン、アプリケーショントークンを獲得できるオンラインゲーム」も含まれる。

 WIPO(世界知的所有権機関)のIPポータルのデータによると、11月1日現在、申請状況は「出願中」となっている。

 「新規出願は、出願日から約3カ月後に審査官に割り当てられる予定」だと記載されている。

 この動きの背景には、新たな収入源を得るためにNFT市場やメタバースに進出するスポーツ選手やリーグが増加していることがある。中でも、イングランドのプロサッカー1部リーグであるプレミアムリーグが、NFTのファンタジーサッカーゲーム「ソラーレ」と年間3000万ポンド(3460万ドル)相当の契約を結ぶ準備を進めていると報じられている。

 複数年にわたる可能性もあるこの契約のもと、プレミアムリーグ20チームのファンは、マンチェスターユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド選手やトッテナム・ホットスパーのハリー・ケイン選手、マンチェスターシティのアーリング・ハーランド選手など、トップアスリートがデジタルに描かれたNFTを購入できるようになる。

 カリー選手が所属するリーグであるNBAも、スポーツをテーマにしたNFTの増加から恩恵を受けている。クリプトキティを開発するダッパーラボが立ち上げた「NBA Top Shot」は、フロー(FLOW)ブロックチェーン上に構築され、NBA選手会から正式にライセンスを受けたバーチャルトレーディングカードプラットフォームである。NBA Top ShotのNFTは、注目すべきスラムダンクやスリーポイント、その他のエキサイティングなゲームイベントを紹介する短い動画で構成されており、「モーメント」と呼ばれる。22年3月、NBA Top Shotの時価総額は11億ドルを超えたと報じられた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/nba-player-steph-curry-files-trademark-for-curryverse-enables-fans-earn-free-nfts.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ