LG、BCに精通したCTO募集で「NFT進出の準備」

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 LGエレクトロニクスは、暗号資産(仮想通貨)ウォレットの商標登録からわずか数カ月後、Web3とBC(ブロックチェーン)事業を指揮する新たなCTO(最高技術責任者)2人を採用する意向を発表した。デジタル・トゥデイの報道によると、この新たなCTOがNFT(非代替性トークン)分野への拡大計画を主導する可能性が高いという。

 同社ウェブサイトに掲載された求人情報では、「BC技術とNFTのユーザビリティとテクノロジーを理解した」人材を募集している。採用される2人のうち1人は、Web3関連の拡大計画を担当し、もう1人はBC関連の研究やBCを使ったアプリに注力するということだ。

 しかし、LGは同社が暗号資産に軸足を移すという報道に対して明言は避けたようだ。

 同メディアは、LGの広報担当者の発言を引用している。

 「新たなCTOを採用するという決定は、ビジネス関連の事柄であり、この背後に新たな意味はない。暗号資産ウォレットなどの関連事業の準備も順調に進んでいる」

 LGは9月、独自の暗号資産ウォレットアプリ「Wallypto」の開発者向けベータテストを開始。また、ヘデラ・ハッシュグラフBCを活用したNFT取引プラットフォームもローンチしている。

●LGグループ全体がNFT・暗号資産分野に進出?

 LGエレクトロニクスは、ファッションブランドや建設など、多様な事業部門を運営するコングロマリット、LGグループの一部でもある。グループの通信部門であるLGU+は8月、独自のNFTプロジェクトを発表している。一方、ITサービス部門のLG CNSは、以前から暗号資産、BC、中央銀行デジタル通貨分野で積極的に活動してきた。

 多くのLG関連会社も、チャットアプリ大手カカオのBCネットワーク「クレイトン」を支援している。

 LGエレクトロニクスは22年、カカオが支援するギャラリーアプリをローンチし、同社のスマートテレビ所有者がNFTデジタルアート作品をテレビに表示できるようにした。同年、同社は「BC活用のソフトウェアの開発・販売、暗号資産の取引・仲介」を新たな事業目標として設定している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/lg-ready-to-make-nft-push-as-it-seeks-blockchain-savvy-ctos.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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