米連邦検事、シルクロードダークウェブ詐欺から36億ドル相当のBTCを押収
米司法省は史上2番目の規模の暗号資産(仮想通貨)押収で、約33億6000万ドルに相当する5万676ビットコイン(BTC)を押収した。
7日の記者発表によれば、10年以上前にダークウェブマーケット「シルクロード」で「違法にコインを獲得した」男性から10億ドル規模が押収された。12年9月に違法に5万BTC以上を獲得した有線通信不正行為の罪に問われているジェームズ・チョン氏は4日に罪状を認めた。
21年11月9日にジョージア州ゲインズビルのチョン氏の自宅捜索時に同氏が盗んだBTCを発見したと米司法省は明らかにした。「約10年間で、失われた大量のBTCの行方は33億ドル以上に膨れ上がった」とダミアン・ウィリアムズ連邦検事は話した。
BTCに加え、法執行機関は現金66万1900ドル、BTCの物理的なバージョンに相当し、約174BTCの価値がある25カサシウスコイン、追加の11.116BTC、わずかな金色と銀色の延べ棒を回収した。
当時、米司法省によるこの押収は暗号資産最大の押収であった。しかし、2月初旬、暗号資産交換所ビットフィネックスの16年のハッキングに関連する盗まれた36億ドルの暗号資産の押収に続く、司法省2番目の規模の押収となった。
「サイバースペースや金融捜査に導かれる場所どこででも、IRS(国税庁)犯罪捜査特別捜査官は金の追跡において世界最高だ。犯罪者を追跡し、裁くために連邦検事局と協力し続ける」とIRS特別捜査官責任者タイラー・ハッチャー氏は話した。
シルクロードはユーザーが匿名で違法商品を売買できるオンライン闇市場である。Torブラウザのような特殊なソフトウェアを通してのみアクセス可能な匿名のネットワークであるダークネットを通して運営されていた。
・暗号資産プロジェクト狩りのためハッキングは続く
法執行機関やブロックチェーン分析専門家は追跡や盗まれた暗号資産の回収にも大いに成功を収めているが、プラットフォームは引き続き犯罪者に対し脆弱である。
報道されたように、10月初旬、攻撃者が主要暗号資産交換所バイナンスのネイティブブロックチェーンBNBチェーンのバグを不正利用し、バイナンスは5億7000万ドルのハッキングに遭った。
同様に、ハッカーやハッカー集団は分散型金融プラットフォームRoninネットワークで脆弱性を見つけ、これまでのところ最大のハッキングである6億ドル以上に相当する暗号資産を盗んだ。ウォレットにある暗号資産を保護するためのパスワードとして機能する秘密鍵が不正アクセスされた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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