韓国学者:北朝鮮の暗号資産ハッキングを阻止しなければならない

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 北朝鮮と韓国の間で緊張が高まり、韓国政府は北朝鮮政府が軍事境界線の南にある暗号資産(仮想通貨)を標的とするハッキングを止めるための措置を講じる必要がある、と韓国の学者は主張した。

 ラザルスのようなピョンヤン拠点のグループが資金を集めるために、幅広い暗号資産関連を標的にしている、と韓国と日本からの報告は繰り返し述べている。

 ソウル大学校の国家未来戦略機構のキム・ビョンヨン学長が中央日報新聞の意見記事で、「北朝鮮の非核化の努力について悲観的な見方」が現在、韓国で「広がっている」と記した。

 キム氏は政府に「制裁措置の監視と実施」に特化した軍人や民間部門従業員数を増加するよう促した。「組織的に民間企業や金融機関と協力する」必要があると同氏は記載した。政府は制裁措置監視取り組みの資金を増加すべきだとキム氏は付け加えた。

 同専門家は以下のように記した。

 「特に、北朝鮮への外貨の流入を削減する必要がある。鉱物の輸出を阻止し、暗号資産のハッキングを防ぐことで達成できる」

 北朝鮮を拠点にするハッカーはソーシャル・エンジニアリング攻撃を開始し、パスワードに不正アクセスするためのツールとして、SNSプラットフォームを利用していると主張する人もいる。国連職員もそういった主張を支持し、ラザルスのようなピョンヤン拠点のグループを幅広い暗号資産関連のハッキングで非難している。

・北朝鮮の暗号資産ハッカー:韓国交換所のユーザーを標的にしている?

 暗号資産ユーザーや交換所の従業員を狙った「スピアフィッシングとボイスフィッシング」攻撃は韓国で「間違いなく上昇」し、「多くの事例はおそらく海外を起点としている」とソウル拠点のセキュリティ専門家は21年にCryptonews.comに話した。

 ハッカーはよく暗号資産交換所の顧客を狙い、信頼を勝ち取るために自身を「銀行や暗号資産交換所の職員と主張する」と専門家は説明した。

 北朝鮮は韓国政府と米国との急速に悪化する関係にミサイル発射で対応したようだ。

 北朝鮮は同2カ国の近郊の海に弾道ミサイルを発射したと韓国軍を引用し、ロイター通信社は報じた。海軍は「以前発射されたがれきをソビエト時代のSA5艦隊空ミサイルの一部として認識した」と話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/south-korean-academic-we-must-block-north-from-hacking-crypto.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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