FTXの悪影響:暗号資産交換所のLiquidは出金を停止

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 FTXの悪影響が広がり続けている。最近、影響を受けた企業の中には暗号資産交換所のLiquid(リキッド)があり、現在、同プラットフォームからの出金を停止している。

 同社はツイッターで次のように話した。

 「米国での連邦破産法第11章の自己破産手続きの要件に従い、リキッド・グローバルで法定通貨と暗号資産(仮想通貨)の出金は停止している」

 ユーザーに別途通知があるまで法定通貨や暗号資産の入金をしないよう助言し、最新情報がでれば提供すると付け加えた。

 報じられたように、FTXは同交換所の突然の騒然とした崩壊に続き、11月11日に破産を宣告した。同時に、サム・バンクマンフリード氏はCEO(最高経営責任者)を辞任した。同交換所の親会社であるアラメダリサーチを含む約130の関連企業も連邦破産法第11章の自己破産手続きの一部である。

 とりわけ、リキッドは22年にFTXに買収された。

 同社は日本の認可済み暗号資産交換所コインの所有者であるリキッド・グループの買収を通して、日本に参入する準備をしていたと、Cryptonews.comは2月に報じた。契約は4月に完了した。

 また、21年8月、リキッド・グローバルはハッキングで9000万ドル以上を盗まれた。直後、FTXが1億2000万ドルを融資すると発表した。2社は「負債金融が成立し、さらなる提携の機会を求めて取引の協議に入った」と話した。数カ月後、買収を公表した。

 協定世界時16日午前10時20分、リキッドのトークンであるキャッシュ(QASH)は1日で11%上昇し、週間で66%下落。総合的に、月間で70%、年間で90%下落し、現在、0.00729ドルで取引されている。

 一方、金融庁は11月10日にFTXの子会社FTX Japanに業務停止命令を出した。これに続き、同交換所は顧客の資金は安全だと主張したが、日本政府はFTX Japanの顧客を保護するためにできることはすべてすると話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ftx-contagion-crypto-currency-exchange-just-suspended-withdrawals.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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