ボリス・ジョンソン氏の弟、バイナンスの顧問を辞任
ボリス・ジョンソン英前首相の弟ジョー・ジョンソン氏は、主要暗号資産(仮想通貨)交換所バイナンスのバイフィニティの英諮問委員会を辞職した。
報道によれば、バイナンスは19日にジョンソン氏の決済テクノロジー企業の離職を発表した。テレグラフによれば、同日に出た声明でジョンソン氏の発言が伝えられた。
「先週、諮問委員会を辞任し、諮問委員会や関係企業で何の役割もない」
この決定の理由の一部はバイナンスの財政の透明性への強まる圧力の可能性がある、と報道は伝えている。
報道は公式記録を引用し、大学・科学・研究・イノベーション前大臣のジョンソン・オブ・メリルボーン男爵はバイナンスが英国に拡張し、同国で交換所をローンチしようと試みていたときにバイナンスに助言していたと話している。
バイフィニィティは22年3月初旬にバイナンスがローンチし、ジョンソン氏は9月に顧問として参加したとテレグラフは伝えている。
報道によれば、約2、3カ月後、特に先週バイナンスのプルーフ・オブ・リザーブ(PoR)に続き、辞任した。金融と会計の専門家は監査について懸念を表明し、暗号資産業界の多くの人はこの特定の種類のPoRの正当性や正確性に疑問を投じた。そして、続いて銀行取り付け騒動があった。
報じられたように、12月初旬に発表されたバイナンスのPoR監査は警告を促し、特に限定的な範囲を考慮すると、不安を感じているユーザーを満足させるには十分ではないと専門家は主張した。「これを監査と呼ぶのはまったくの虚偽」で、「担保化の充足性についての投資家の質問すべてに答えるとは想像できない」とニューヨーク市立バルーク校のダグラス・カーマイケル会計学教授は話した。
これがジョンソン氏の同社の子会社の辞任を決定する完全な理由でなければ、原因となった可能性はある。
しかし、ロイター通信によれば、ジョンソン氏は増加する仕事量をやりくりするために辞任したとバイナンスは示唆し、以下のように述べた。
「最近、ジョンソン氏はフューチャーラーンの会長の役割を引き受けた。デジタル学習プラットフォーム内での新しい役割に焦点を当て、他の活動を減らすことを検討している」
とりわけ、暗号資産市場の長引く低迷、FTX交換所破たんの進行中の影響、強まる規制の圧力の最中、同氏の動向があった。
21年6月、規制当局の事前の承諾書なしでは、バイナンスは「英国で規制された活動を引き受けることは許可されていない」と同国のFCA(金融行動監視機構)は警告した。バイナンスや関連企業は「英国で規制された活動を行うための英国の承認、登録、許可」を保持していない、とFCAは当時話した。
したがって、すべてを組み合わせると、少なくとも混乱が収まるまで、政治家が暗号資産関連会社や業界を離れる決定をすることは驚くことではない。
協定世界時20日午前10時40分、バイナンスのBNBコインは約248ドルで取引されている。1日で変動なく、週間で10.5%の下落である。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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