スクエニ、弱気相場でもブロックチェーンゲームへの投資継続

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 日本のゲーム開発企業大手のスクウェア・エニックスは最近の暗号資産(仮想通貨)市場の混乱にもかかわらず、ブロックチェーンゲームへの投資を継続すると発表した。

 同社の松田洋祐社長は23年にWeb3(ウェブスリー)ゲームを強化すると日曜の文書で話した。スクウェア・エニックスは新しい事業展開の試みの中、ブロックチェーンゲームに「最も焦点を当てている」と同氏は詳述した。

 既存のシリーズよりも新しいIPに基づいた「複数のブロックチェーンゲーム」を開発しており、23年にそういったゲームをさらにローンチする計画だ、と松田社長は話した。また、同社は「日本や海外の」ブロックチェーンで投資機会を検討している、と同氏は話した。

 「ブロックチェーンは高揚の対象で混乱の源であるが、それは過去のことで、23年にブロックチェーンゲームが新たな成長段階に移行することを祈っている」

 暗号資産や非代替性トークン(NFT)界での極度の変動性(ボラティリティ)や11月のFTXのあきれた破産申請を含むブロックチェーン関係での一連の重苦しいニュースにもかかわらず、ブロックチェーン技術は幅広く採用されている、と松田社長は指摘した。同氏は以下のように話した。

 「外部から見ると、『Web3』は実業家の間で確固とした業界用語となったことを証拠に、ブロックチェーンは22年に分野として著しく認知度を高めたと言ってもよいだろう」

 特に日本政府は「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の一部として、Web3開発の奨励に焦点を当てていると同氏は言及した。同国はいくつかの当局にNFTで報酬を与えた。

 また、松田社長は最近の暗号資産市場の低迷を自然なこととして説明した。新しい技術は幅広く「普及」する前によく「混乱」を招くと同氏は話した。暗号資産市場に混乱があっても、必ずしも投資家に可能性への疑問を抱かせることではない。

 スクウェア・エニックスは東京新宿に本社を置くビデオゲーム発行開発企業である。最先端のグラフィック・アートで世界的な現象となったサイエンスファンタジーシリーズのファイナルファンタジーで知られている。

 22年11月、同社は初のブロックチェーンゲームを発表した。Symbiogenesisと呼ばれるゲームはイーサリアム(ETH)NFTに構築され、「デジタルアート収集体験」と説明された。最近のツイートによれば、「ゲームプレーは情報を独占するか他のプレーヤーと共有するかどうかを選択することを中心に展開している」。

 報じられたように、スクウェア・エニックスは97年のロールプレーイングゲーム「ファイナルファンタジー7」の25周年を記念するデジタルカードコレクションをローンチするために、NFTプラットフォーム「エンジン」と提携した。NFTは人気のゲーム「ファイナルファンタジー7」に基づき、23年に発表される物理的なトレーディングカードやおもちゃと関連している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/major-game-publisher-square-enix-continues-invest-blockchain-games-despite-bear-market.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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