FTX米国支社のブレット・ハリソン元社長、同取引所に関する詳細は「時が来れば共有」と
破たんした暗号資産(仮想通貨)取引所FTX USの元社長であるブレット・ハリソン氏が、時が来れば同取引所に関する詳細を共有すると語った。
FTX USについて何を知っているのか、それをいつ知ったのかとハリソン氏に尋ねたあるツイッター利用者に対し、同氏は「時が来れば共有する」と答えた。同氏はそれ以上の情報は提供せず、米国の規制当局や検察と協力しているかという質問にも答えなかった。
ハリソン氏はまた、同氏が「勾留されていない」ことが驚きだというツイッター利用者に対し、「推理力を働かせよう」と返答した。
ハリソン氏は21年5月にFTX USの社長としてFTXに入社し、22年9月下旬に退社を発表した。当時、同氏は離職の理由を明かさなかったが、アドバイザーとしては会社に残るとし、次のように語っていた。
「中央集権型と分散型の両方の暗号資産世界市場への全員参加とその成熟への技術的障壁を取り除くという目標をもって、この業界に留まる」
ハリソン氏はFTX US入社前、マーケット・メーカーのシタデル・セキュリティーズに約2年間、投資会社のジェーン・ストリートに取引システム技術責任者として7年間以上勤めていた。
ジ・インフォメーションは22年12月、評価額6000万ドルの大口投資家向け暗号資産取引ソフトウェア開発に特化した新たな暗号資産スタートアップのために、ハリソン氏が600万ドルの調達を模索していると報じた。
FTX USは、親会社のFTXが破産を申請した後、22年11月に破産に陥った130社超のグループ会社のうちの1社だ
破たんした暗号資産取引所FTXの創業者であるサム・バンクマンフリード氏は、22年12月にバハマで逮捕され、最終的には米国に送還されて多数の刑事責任を問われている。
バンクマンフリード氏とFTXおよび姉妹取引会社のアラメダの破産について捜査しているニューヨーク州南部地区連邦地検は、電信詐欺や顧客資産の不正使用の共謀など、8つの罪でバンクマンフリード氏を起訴した。これとは別に、SEC(米証券取引委員会)は同氏を「FTXの株式投資家を欺くスキームを指揮した」として提訴している。
FTXとその姉妹会社の他の幹部のうち、アラメダ・リサーチのキャロライン・エリソン元CEO(最高経営責任者)は、電信詐欺、証券詐欺、マネーロンダリングを含む7つの罪を認めている。
同様に、FTXの元CTO(最高技術責任者)であるゲイリー・ワン氏も罪を認めている。エリソン氏もワン氏も、連邦捜査官に協力している。
報道によると、22年8月に退任したアラメダ・リサーチの元共同CEOのサム・トラブッコ氏も、米当局が追加の共謀加担者として名乗り出て協力するよう求めているため、注目を集めている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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