米国の投資家、テラフォーム・ラボへの訴訟を取り下げ

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 米国の投資会社オルブライト・キャピタルが、テラ・プロトコルとルナ・クラシック(LUNC)を運営するテラフォーム・ラボに対する集団訴訟を取り下げた。

 裁判所文書によると、オルブライト氏と原告団、法律事務所のスコット&スコットとブラガー・イーグル&スクワイアは、ニューヨーク州南部地区裁判所の支部で、「被告への法的な不利益や費用無しに」自発的に訴えを取り下げた。

 オルブライト氏らは、テラフォームとその共同創業者のド・クォン氏、そして米国の関連会社に対する法的な勝利を望んでいた。原告らは、22年5月のエコシステム崩壊で傷を負い不満を持った多数のテラ投資家を団結させたいと考えていた。

 法律分野では、この種の自発的な撤回は、不利な判決が出る可能性が高い場合に金銭的にネガティブな結果から原告を守るために行われることが多い。

 今回の動きの数日前には、テラフォームが同法廷に訴訟の棄却を求める申し立てを行っていた。弁護士らは、この主張を裏付ける44ページの文書を提出していた。

 テラフォームの広報担当者はクリプトニュースや他のメディアに対し、この件で「(原告らが)何の被害も受けていないことが証明された」と語った。

 広報担当者は、会社も「その基本方針」も「いかなる不正行為も犯していない」と付け加えた。

 テラフォームは次のように続けた。

 「韓国の検察は、拘置令状の9件中9件ともを裁判所に棄却された。この数カ月間で、真実が私たちの側にあることが確かめられ、より多くのことが明らかになってきている」

●訴訟の失敗でテラフォームの「虚偽広告」という主張は撤回に

 オルブライト氏らは、テラフォーム・ラボが「虚偽広告」手法を用いてテラ・エコシステムのコインを販売していたと証明しようとしていた。原告らは、テラフォームの幹部らが自分たちの個人的利用のためにテラ・ネットワークから資金を引き出したとも主張していた。

 原告らが訴訟を起こした22年7月には、ブラガー・イーグル&スクワイアが、テラフォームは「個人投資家を騙し、人為的につり上げられた価格でテラのトークンを買わせていた」と記した。

 同社はさらに、テラフォームの幹部らが「大いに誤解を招くと知っていたか、知っているべきだった虚偽記載を是認していた」と主張していた。また、原告らは、テラフォームの幹部らが米国証券法の「条項に違反している」と訴えていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-investors-drop-terraform-labs-lawsuit.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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