＜今日の仮想通貨市況＞しっかり、パウエル議長の発言受け買い優勢

　８日午前９時１０分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝３０４万円前後（過去２４時間比０．８％高）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝２１万９０００円前後（同２．１％高）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝５２円台後半（同１．４％高）となっている。

　イベントに参加したパウエルＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）議長の発言が想定ほどタカ派的ではなかったと受け止められ、主要な暗号資産はリスクオンの買いが流入。７日のビットコインは２万２０００ドル台後半での推移が目立ったが、８日未明には２万３０００ドルを回復し、朝方もしっかりした展開となっている。

　パウエル議長は利上げ継続を示唆したものの、ディスインフレの初期段階にあることを改めて指摘し、２３年はインフレが大幅に鈍化するとの見方を示した。
　
　このほかでは、２２年に北朝鮮がサイバー攻撃により盗んだ暗号資産が過去最多になったとする国連の報告書が話題となっている。一部では、北朝鮮が盗んだ暗号資産の規模は推計１０億ドルに達するという。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）