バイナンス、無料のBNBエアドロップでトルコの震災被災者を支援

binance_130291075_s.jpg

 バイナンスが、最近の壊滅的な地震の影響を受けたトルコ人ユーザーに対し、100ドル相当のバイナンスコイン(BNB)をエアドロップする。

 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所であるバイナンスは7日、地震の影響が深刻なカフラマンマラシュ、キリス、ディヤルバクル、アダナ、オスマニエ、ガジアンテプ、シャンルウルファ、アドゥヤマン、マラティア、ハタイの10都市に住んでいることが確認された全てのバイナンス利用者に対し、100ドル相当のバイナンスコインをエアドロップすると発表した。

 同取引所は、2月6日までに完了したPOA(住所証明)プロセスを利用し、対象ユーザーを確認する予定だ。バイナンスは寄付の合計が約500万ドル(9400万トルコリラ)になると見積もっている。同取引所は次のように述べた。

 「自然災害の直後は、医薬品、食糧、その他の生活必需品を賄うための追加資金がまさに必要な時に伝統的な銀行が使えなくなることが多い」

 バイナンス・チャリティも、受け取った資金をトルコリラに両替して「困っている人々を支援する公認NGO(非政府組織)」に渡す、公開の暗号資産寄付アドレスを立ち上げた。バイナンスの創業者である趙長鵬CEO (最高経営責任者)は次のように述べた。

 「最近のトルコ震災は、極めて多くの人々やコミュニティに壊滅的な影響を及ぼした。私たちの活動が、被災した人々にいくばくかの安心をもたらすことを願っている。同業者にも、結束してこの危機に支援を提供するよう呼びかけている」

 暗号資産エコシステムの他の組織も、この震災の被害者への支援に乗り出している。

 暗号資産取引所のビットゲットは6日、トルコ地震被災者の支援基金に100万トルコリラ(5万3100ドル)を出すと発表した。同取引所は、現地の物流支援も要請している。

 ビットフィネックス、キート、シノニム、テザーは、トルコの震災復興に500万トルコリラ(26万5550ドル)を拠出すると約束した。報道発表によると、この資金は「緊急の人道支援と復興活動に充てられ、(これらの企業は)今後のトルコの再建に向けた継続的な支援の方法を模索していく」という。

 さらに、トルコ人ロックスターのハルク・レバント氏は、災害救援支援行うNGOのAhbapのための、イーサリアム(ETH)、バイナンス・スマート・チェーン、アバランチ(AVAX)の寄付アドレスを投稿した。暗号資産調査会社ナンセンが追跡しているこのウォレットは、これまでに280万ドル超の寄付を受け取っており、うち41%超がアバランチで寄付されている。

 トルコの中央部と南部、そしてシリア西部は6日に壊滅的な地震に見舞われ、広範な被害と数千名の死者が出ている。

 暗号資産は迅速で、低コストで、ボーダレスで、透明性のある取引を提供するため、被災者への経済支援の方法としてますます広まっている。

 22年2月には、ロシアのウクライナ侵攻を受け、銀行が制限措置を講じ始める中、同国の組織の資金調達方法として暗号資産が有用な手法であることが証明された。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binance-helps-turkey-earthquake-victims-by-airdropping-free-bnb-tokens-heres-what-you-need-know.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ