アーク・インベストのキャシー・ウッド氏が暗号資産投資を堅持、BTCとETHは「正しい軌道にある」

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 テクノロジーに特化した著名ファンドマネージャーであるキャシー・ウッド氏は、今後も暗号資産(仮想通貨)投資を堅持すると宣言した。また、暗号資産分野に対する確信を与えてくれた分散型ブロックチェーンであるとして、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)を称賛している。

 資産運用企業アーク・インベストのCEO(最高経営責任者)であるウッド氏は27日、CNBCとのインタビューの中で、特にビットコインが暗号資産分野において最も分散型で透明性の高いブロックチェーンであると称賛した。また、失脚したFTX創設者のサム・バンクマンフリード氏と比較し、同氏がビットコインではなく他のブロックチェーンを好んだ明確な理由があると述べた。

 「サム・バンクマンフリード氏はビットコインを好まなかった。なぜ好まなかったのか?完全に分散化されており、透明性が高く、それを支配することができなかったからだ」とウッド氏はインタビューの中で主張した。

 同氏は続けて、FTXや暗号資産貸出のセルシウス、ヘッジファンドの3AC(スリー・アローズ・キャピタル)など、22年の暗号資産低迷期に崩壊した企業はすべて、「完全に不透明で中央集権的」であったと指摘。

 対して、分散型ブロックチェーンは、力強い状態を維持し続けたとし、次のように説明している。

 「ビットコインにしろ、イーサリアムにしろ、他の多くのチェーンにしろ、これらブロックチェーンは一瞬も止まらなかった。取引は止まらなかった。そしてこれは、それらが本当に正しい道を進んでいるのだという確信を与えてくれたと思う」

●「3つの革命」

 ウッド氏は、暗号資産分野に関する自身の見解と、それがどのように伝統的金融を破壊し、より広範囲な社会に影響を与えるのかについて説明している。同氏によると、暗号資産の台頭によって促進される「3つの革命」があるという。

 ウッド氏はCNBCのスクワーク・オン・ザ・ストリートで、「ほとんどがビットコイン、あるいはビットコインとイーサリアムが主役のマネー革命。イーサリアムという金融サービス革命。そして、デジタル所有権の概念、つまりWeb3がある」と語った。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ark-invests-cathie-wood-sticks-with-crypto-says-bitcoin-ethereum-are-on-right-track.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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