韓国警察、暗号資産詐欺防止のための新サイバー犯罪対策本部を設立
韓国警察は新しく暗号資産(仮想通貨)詐欺摘発サイバー犯罪対策本部をローンチすると発表した。
新対策本部の「3つの主要な任務」のひとつは暗号資産詐欺に対抗し、撲滅することだと警察は話している、と韓国放送公社(KBS)は報じた。韓国では暗号資産関連詐欺が上昇しており、最近注目を集めた詐欺が国民を刺激している。
これはねずみ講のようなマルチ商法の戦略で多数の被害者を騙した本物そっくりな暗号資産交換所Vグローバルを含む。また、偽の「暗号資産銀行」は投資家に約1億8100万ドルの損失をもたらした。小規模のビッシング、偽の暗号資産採掘プラットフォーム、マッチングアプリ詐欺は一般市民を標的にしている。
対策本部には「3つの小委員会」があるとNPA(韓国警察庁)は説明した。そのうちのひとつは暗号資産の「分析」に特化する。他の委員会はダークウェブ、DDoS攻撃、他の形態のサイバーテロに対処する。
・韓国警察は暗号資産詐欺とダークウェブユーザーに対抗
また、ダークウェブ小委員会はおそらく暗号資産関連事項も担う。ここ数カ月で、警察はダークウェブで宣伝している薬物の売人と闘っている。通常、売人は薬物取引にビットコイン(BTC)や他の暗号資産を通貨として利用している。
ブロックチェーン分析ツールを利用し、警察は売人と顧客の追跡、起訴、有罪判決を下すことに成功している。
警察は対策本部に参加する「専門捜査官」を採用したと公表した。また、「民間IT企業から専門家」を雇用したと話した。
警察は特定したダークウェブのアドレス数が近年急増していると警告した。18年の9万2405から22年には76万33に増加した。
22年12月、警察と検察は暗号資産分析ソリューション、暗号資産特別トレーニング、ブロックチェーン監視ツールの費用を4倍にし、22年だけでも約250万ドルを支払ったと発表した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ