ソニー、ゲームやゲーム機にわたりNFT移動を可能にする特許を申請

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 ソニーは様々なゲーム、機器の間でNFT(非代替性トークン)を移動可能、利用可能にするために特許を申請した。

 先週申請された特許には以下のように書かれている。

 「複数の異なるコンピュータ・シミュレーションや、または複数の異なるコンピュータ・シミュレーション・プラットフォームにわたり、デジタル資産はNFTを通して利用可能だ。その後、NFTの所有権は異なるシミュレーションや、またはプラットフォームにわたり、自己使用目的で他のエンドユーザーに移動可能だ」

 簡単に言えば、プレイヤーはゲーム内資産をパソコン、スマートフォン、タブレット、スマートテレビ、バーチャル・リアリティ/拡張現実のヘッドホンを含むビデオゲームのプラットフォームと機器の間で移動することができることを意味する。さらに『あるプレイステーション世代から次の世代のプレイステーションへ世代をわたる』移動も可能だ。

 資産は異なるゲームエコシステム間で移動可能であると特許は示唆している。

 「異なるタイトルの異なるビデオゲームを含む異なるコンピュータ・シミュレーションにデジタル資産を挿入するために、規格化されたフォーマットは読み込むことができ、例えば、プレイステーションとエックスボックスのような異なるビデオゲームのプラットフォームを通して読み込むことができる」

 ソニーエコシステム外では、デジタル資産は「クラウド拠点のビデオゲーム」を含め「少なくともひとつのコンピュータ・シミュレーション」内で利用可能だ。

 コンピュータ・シミュレーションは特定のビデオゲームのタイトルの異なる年次版、異なるゲームの種類の異なるビデオゲーム、同じビデオゲームの異なる実行インスタンスを含むと付け加えた。

 資産はアイテムの中でとりわけ、ゲーム内のスキン、アバター、アート、武器、「ビデオゲームの技」を含む。

 ユーザーがある手順やタスクを繰り返すことにより、NFTや他のゲーム内資産を獲得しようと試みるときに、特定の詐欺の試みを認識する機能について特許はさらに説明している。

 さらに、「この方法は少なくともあるコンピュータ・シミュレーションのインスタンスに関与している他のエンドユーザーが最初のエンドユーザーがタスクを行った後に、再びタスクを行うことでNFTを提供されることを防ぐこと(中略)を含む」と特許に書かれている。

・ソニーにとって初ではない

 ソニーはNFT/メタバース/ウェブ3世界を体験するのは初めてではない。

 21年5月、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは19年に申請した特許を出版し、同大手がユーザーが(ビットコイン(BTC)を含む)通貨やデジタルアイテムを賭けることができ、機会学習で勝算が決まるオンラインスポーツ賭けプラットフォームの特許権を取得したと示している。

 22年5月、目関連のアクセサリーは必要なく、目の位置に基づき3Dを作成するためにユーザーの目の動きを追う高速ビジョンセンサーが特徴の表示装置であるソニーの空間再現ディスプレイで新しい3DのNFTの利用が予定されている、と韓国のブロックチェーンネットワーク運営企業シータラボは発表した。

 11月には、特許申請はゲーム内資産としてNFTの作成、利用、移動を追跡するために利用されるシステムのソニーの構想を公表した。

 また、他の主要企業も過去数カ月でNFTや暗号資産(仮想通貨)への拡張計画を発表した。

 投資大手フィデリティは22年12月に新しい商標3つを申請し、暗号資産とウェブ3に参入する意図を示唆した。

 3月、テクノロジー大手アマゾンがNFTとウェブ3界に参入するための新たな取り組みのローンチに備えて準備している、と報道は示唆している。

 「アマゾン・デジタル・マーケットプレイス」のタブで、約15のコレクションが3月24日のローンチ日から米住民に利用可能になる見込みだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/gaming-giant-sony-files-patent-enable-nft-transferability-across-games-consoles.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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