SECがビットトレックスを起訴、6つのトークンを証券と主張
SEC(米証券取引委員会)は暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォーム「ビットトレックス」、共同設立者かつ前CEO(最高経営責任者)ウィリアム・シハラ氏、海外の関連会社Bittrex Global GmbHを未登録の交換所、仲介業者、清算機関の運営で起訴した。
SECによれば、ビットトレックスは少なくとも14年から暗号資産の売買を行い、取引手数料で少なくとも13億ドルの収益を得ている。
ビットトレックスとシハラ氏は規制当局が暗号資産を証券提供として捜査することにつながったであろう「問題発言」を公開チャンネルから削除するために、発行会社と協力したとSECは主張している。
さらに、ビットトレックスが登録しているトークン、オーエムジー(OMG)、ダッシュ(DASH)、アルゴランド(ALGO)、モノリス(TKN)、ナーガ(NGC)、リアルエステートプロトコル(IHT)は未登録の証券提供を構成していると主張は申し立てている。
同委員会のゲイリー・ゲンスラー委員長はこの訴訟は暗号資産市場の規制の明瞭さの欠如ではなく、規制遵守の欠如を実証していると述べた。
・ALGOの違法の宣伝でゲンスラー氏批判を受ける
関連の進展として、ゲイリー・ゲンスラー氏は、現在SECが証券とみなすビットトレックスが登録した6つのトークンのうちのひとつであるALGOを宣伝したことで非難されている。
ゲンスラー氏が19年以来、様々な公開イベントでALGOと設立者シルビオ・ミカリ氏を称賛する映像が浮上した。
ゲンスラー氏の証券の宣伝は証券の販売提供を規制し、虚偽の陳述や重要な事実の省略を禁止する1993年連邦証券法や1934年証券取引所法に該当する。
この規制に違反した人は罰金や収監を含む民事制裁金や刑事罰に直面する。
・デビッドソン下院議員はゲンスラー氏を解任するために動く
ウォーレン・デビッドソン下院議員は「繰り返される乱用」と「違憲の行き過ぎた行動」に言及し、ゲンスラー氏をSEC委員長の役割から解任するための法律を導入した。
この発表は分散型金融(DeFi)での暗号資産市場の参加者を含む可能性がある規則の下で「交換所」を再定義するSECの提案に続く。
提案された修正案はそういったシステムに国債交換所、またはブローカーディーラーとして登録し、代替取引システムの規制に遵守することを求める。
ゲンスラー氏の提案は同氏を役割から失脚させる意図を公にしたコインベースの最高法務責任者ポール・グレワル氏を含め、暗号資産支持者から非難を浴びた。
非営利のブロックチェーン支援団体コインセンターもSECの手法を「違憲」だとみなした。
一方、SECのへスター・パース委員はゲンスラー氏の政策の動向に異議を唱えた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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