BTC価格:直近で2.5%下落、今後の動きを予想

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 ビットコイン(BTC)は直近の取引セッションで2.5%下落し、今後の値動きについて疑問が投げかけられた。市場参加者が様々なテクニカル指標や市場トレンドを分析する中、ビットコインの次の動きに影響し得る要因を理解することが重要となる。

 このビットコイン価格分析では、現在の市況、重要なサポートとレジスタンス、短期的なビットコイン価格についてあり得る展開について議論する。

●FRB(連邦準備制度理事会)への利上げ期待

 先週最大のマクロ的イベントと期待されていた4月28日の米PCE(個人消費支出)は、予想を下回った。しかし、FRBが利上げを先送りしないことを支持するデータによってドルは上昇した。DXY(ドルインデックス)は0.15%上昇し101.81となった。

 5月3日のFRBによる金利判断で、金利は25ベーシスポイント上昇し、5%から5.25%になる可能性が高い。さらに、6月の利上げの可能性は27%に上昇している。

 FRBがこの戦略から外れ、25ベーシスポイント超の利上げを示せば、強い米ドルを示唆するタカ派の維持となり、BTC/USDは下落するだろう。そのため、このマクロ経済的イベントがボラティリティを引き起こすかもしれないと投資家は警戒している。

●テスラは23年第1四半期に一貫してBTC保有を維持

 テスラの第1四半期決算は、23年最初の3カ月間で同社が一貫してビットコイン残高を維持していたことを示している。テスラの発表によると、同社は23年第1四半期において22年第4四半期と同額の1億8400万ドルのデジタル資産を保有していた。

 この変動が激しかった四半期を通じ、同社がビットコインを購入も売却もしていなかったことは、ビットコイン分野で話題を呼んだ。

 さらに、この決断は、長期的な投資戦略や暗号資産の今後の成長への自信を示している可能性がある。しかし、テスラの姿勢に市場がどう反応するかはまだ不透明だ。

 暗号資産市場全体の方向性やBTC/USDに大きな影響を与える可能性から、今後は多くの人々がこの業界へのテスラの関与を注意深く見守るだろう。

●ビットコイン価格

 BTC/USDペアは1BTC=2万8591ドルで取引されており、1日間で2.5%値下がりしている。米PCEのデータによって6月の追加利上げへの期待が高まり、ビットコインは下落した。ビットコインは2万9600ドルから2万8640ドルへ急落した。4時間足では、2万9000ドル付近をサポートエリアとする50日間指数移動平均を下回った。

 この足の形は、市場において弱気バイアスが支配的であることを示唆している。また、RSIとMACDも売りの領域にあり、5月1日におけるビットコインの下落トレンドの可能性を支持している。

 下方向については、4時間足のトレンドラインの延長線上にある2万8000ドル付近で当面のサポートを見出す可能性が高い。この2万8000ドルを下回れば、次のサポートである2万7195ドルに向かう可能性がある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-price-forecast-btc-drops-25-whats-next-move-for-bitcoin.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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