米民主・共和党の下院議員、暗号資産法の必要性について合意か

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 民主・共和両党の議員は、暗号資産(仮想通貨)を規制する法案の必要性についてある種の合意に達しているようだ。

 共和党のフレンチ・ヒル下院議員(アーカンソー州)によると、民主党の同僚が「何カ月も前から常識的な法案」を支持してきたと話しているという。

 議員らは、より多くの米国企業にルールを守らせるために法案を作成したいと考えていると、ヒル議員が下院農業・下院金融サービス小委員会合同公聴会での冒頭発言で明らかにした。

 「この国でデジタル資産に関する機能的な枠組みを提供できなければ、この活動を規制された米国環境ではなく、海外の取引所で行わせることになり、これは何より米国の投資家を傷つけることになる」とヒル議員は説明した。

 続けて、「誰も暗号資産を規制の対象から外すべきだとか、それに関する新たな制度を作らなければならないとは言っていない」と述べた。

 暗号資産規制は党派的なものではないと、ヒル議員は主張している。

 「そうではなく、『同じリスク・同じ規制』の原則を適用して現行の法律を改正し、デジタル資産に関する機能的な規制を構築しようとしている。そこでは、長く続く投資家保護方法にデジタル資産エコシステム固有のリスクと利点を合わせる形で、市場参加者が規制を受けることになる」とヒル議員は説明した。

 前下院金融サービス委員会委員長のマキシン・ウォーターズ議員(民主党、カリフォルニア州)は冒頭の発言で、暗号資産規制には法律が必要であると指摘した。

 ウォーターズ議員は「これらは超党派の懸念事項であり、それに対処する法律が大統領の机に置かれるべきである」と述べ、「早くまた一緒に法律を作りたいと思っている」と続けた。

●厳しい反発

 ブラッド・シャーマン下院議員は、暗号資産が米国で必要とされていることに納得していないようだ。

 シャーマン議員は10日の公聴会で引き下がることはなかった。

 同議員は、暗号資産の革新という点で米国が他国に遅れをとっているという議論に反論。

 各国が米国より進んでいる他の分野について論じるにあたり、コカインや「臓器収奪」、税金詐欺を暗号資産と比較した。

 「私は追い付く必要性がないと思う」とシャーマン議員は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-house-lawmakers-both-sides-seemingly-agree-need-for-crypto-legislation.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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