拘留中のテラフォームラボ創業者、保釈前にモンテネグロで280万ドル相当のUSDTなどを換金
テラフォーム・ラボの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のド・クォン氏が、モンテネグロで12日に保釈される前に、280万ドル相当の暗号資産を「換金」したと伝えられた。
朝鮮放送と韓国のエコノミストによると、クォン氏のものと考えられているウォレットから7日ほど前に約50万ドル相当のテザー(USDT)が出金されたと複数の情報筋が主張している。
これらの情報筋は、クォン氏と繋がりのあるウォレットから約239万ドル相当のテラ・クラシック(LUNC)も出金されたと主張している。
クォン氏とテラフォームの幹部であるハン・チャンジュン氏は、偽の渡航文書を所持し、偽造書類での渡航を企てた罪に問われている。
両氏は23年3月、ポドゴリツァで飛行機に搭乗しようとして逮捕された。
両氏の弁護団は保釈を申請し、約43万6000ドルで保釈された。
ポドゴリツァの裁判所文書によると、クォン氏とハン氏は共に、故郷の韓国に資産があると主張している。
両氏は、保釈金は妻が支払うと主張した。
裁判所は、渡航文書の調査にさらなる時間を要求している。
両氏は条件付きで保釈された。
クォン氏らは、現在滞在している部屋を離れないよう要求されている。
また、両氏は、引き続き要求があれば法定審問に出席しなければならない。
●ド・クォン氏は無罪放免になれるか?
韓国の検察は、クォン氏の資産全てを犯罪で得たものだと考えている。
しかし、同CEOの暗号資産全ては凍結できなかったという。
これは、クォン氏の有するコインの一部が匿名ウォレットに保管されており、同氏のものであると裁判所が証明できないためだ。
韓国政府は、詐欺で告訴するため、クォン氏を母国に送還するようモンテネグロ当局に働きかけたいと考えている。
モンテネグロのマルコ・コバッチ法務大臣は3月、次のように述べた。
「ポドゴリツァ第一審裁判所で係争中の訴訟と進捗状況を考慮し、身柄引き渡しの時期を決定する」
米国とシンガポールの裁判所も、クォン氏の裁判を求めている。
クォン氏とテラフォームの他の幹部らは、未登録の証券を販売した罪に問われている。
しかし、同氏の弁護団はSEC(米証券取引委員会)などを非難し、テラのエコシステム・コインは「証券ではない」と主張している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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