中国の新たなBC計画、政府が50万人の「専門家」養成と宣言

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 中国はBC(ブロックチェーン)技術のさらなる推進に向けて準備を進めているようで、同分野で活躍する50万人の「専門家」を新たに養成すると宣言した。

 18年、中国の習近平国家主席はBCを成長分野として位置付けた。

 その後数年間、中国でBC系人材の給与が高騰していた。

 しかしここ数年、中国ではBC熱は鈍化している。

 政府はこの傾向に歯止めをかけたいと考えているようだ。

 中国青年報によると、中国政府は新たに「国立BC研究センター」を設立。政府は先週、同施設の立ち上げ計画を発表していた。

 このBCセンターは、「50万人のBC専門家」の育成を担っている。

 BC技術が中国の「デジタル経済」で「中心的役割」を果たすことができる環境を整えるよう取り組んでいくという。

 同センターは、科学技術省との共同で設立された。

 全国の大学や研究機関とも連携するよう指示を受けている。

 また、IT企業にも同センターと連携するよう要請が行われる予定だ。

●中国の新たなBC計画、なぜ急ぐのか?

 中国政府は、「国家的な」BCネットワークソリューションを立ち上げる計画を明らかにした。

 このソリューションは、既存のBCプロトコルと組み合わされ、「他の業界へのサポートを提供する」と、科学技術省は説明している。

 中国科学院と北京航空航天大学の鄭志明教授は、政府のBCセンターは「BCの島」の問題に取り組む必要があると主張した。

 鄭氏は、この「島」が出現したのは、さまざまな企業・セクターがここ数年間で、独自の個別クローズドチェーン型BCネットワークを構築したことが原因であると説明。

 中国は、17年と21年に実施した全国的な取り締まりで、ほとんどの暗号資産(仮想通貨)関連活動を禁止した。

 そのため、開発者はイーサリアム(ETH)などの分散型パブリックネットワークを利用することはできない。

 その代わり、BC専門家はプライベートネットワークで開発に臨む必要がある。

 この環境は、暗号資産やNFT(非代替性トークン)分野から中国企業を事実上排除している。

 鄭氏は、「不均一な基礎技術ネットワーク」について語った。

 同氏によると、「異なるBCアプリケーションを特徴とした断片的な技術エコロジー」が出現したという。

 同氏は次のように述べた。

 「『BCの島』という現象はますます深刻になっている。この新しいタイプの『情報の島』現象は、デジタル経済の発展を著しく妨げている」

 しかし、鄭氏は次のように主張している。

 「国家BC技術センターの設立は、中国のイノベーション能力とコア競争力を大幅に強化する。それは、中国が世界のデジタル経済の発展において高い地位を確立するのに役立つだろう」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/new-chinese-blockchain-pivot-as-beijing-vows-train-500000-experts.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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