バイナンスUS、SECの提訴を受けて8日までに100種類以上の取引ペアを廃止へ

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 SEC(米証券取引委員会)がバイナンスのそのCEO(最高経営責任者)を提訴したことを受け、バイナンスUSは6月8日までに100種類以上の取引ペアを廃止すると決定した。

 取引所で相互に売買できる資産であるこれらの取引ペアには、AAVE/USDT、SUSHI/USDT、POLYX/USDT、FLOW/USDT、ATOM/BTC、HBAR/BUSDなどが含まれる。

 同取引所は7日の投稿で、「バイナンスUSは引き続き顧客の資産を安全に保ち、入出金は通常通り機能し続ける」と述べた。

●SECによる取り締まり

 SECは5日、「連邦証券法を明らかに無視している」としてバイナンスとチャンポン・ジャオCEOを提訴していた。

 バイナンスとUSとして事業を行っていたBAMトレーディングとバイナンスは、ジャオ氏の指揮の下、無登録で取引所、ブローカー・ディーラー、清算機関として営業している、とSECは主張した。

 また、SECはこの訴状の中で、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)などが証券に分類されると述べている。

 同委員会は、6日夜にバイナンスUSの資産を凍結する緊急動議も提出した。

 SECは、投資家資産が米国内で保管され、バイナンスとジャオ氏ではなくBAMトレーディングのみに管理されるよう努めていると述べた。

 SECは裁判所への提出文書の中で、「被告は再三にわたり十分な保証を提供しなかったので、投資家資産の安全性と入手可能性を保護し、SECが勝訴した際に支払われる可能性のある資産が散逸しないようにするため、現在SECは裁判所の助力を求めている」と述べた。

 バイナンスUSは6日夜のツイートで、顧客資産は安全であり、この命令は顧客資産を凍結するものではないと主張した。

 「SECの訴状は、バイナンスUSの顧客やその資産の安全性を本当に懸念しているというよりは、法律上の駆け引きだ。この訴訟や他の多数の訴訟を起こすことで、SECの本当の関心は消費者保護や米国での事業の繁栄ではなく、政治的なパフォーマンスと市場の支配であることが示された」とバイナンスUSはツイートした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binanceus-remove-over-100-trading-pairs-by-thursday-days-after-sec-charges.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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