ロシアのエネルギー省、暗号資産採掘の合法化を求める

2023/06/21 11:52 cryptonews

　ロシアのエネルギー省は暗号資産（仮想通貨）産業採掘の合法化を強く求め、立法府が待望の採掘関連法案を推し進めることを望んでいる。

　ロシアのタス通信によれば、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの期間の今週末に同省はコメントした。

　同省は採掘の合法化を「支援」し、立法府が「マイナーへの課税の導入」を許可することを「期待している」とＰａｖｅｌ　Ｓｎｉｋｋａｒｓエネルギー省副大臣は話した。

　Ｓｎｉｋｋａｒｓ副大臣は次のように話した。

　「私たちは（暗号資産）マイナーが（電力）消費者の部類として認識されることを望んでいる。この部類の消費者に課税が導入されることを希望している。私たちにとって（暗号資産マイナーを）認識できることが重要だ」

　副大臣は次のように付け加えた。

　「ある種の規制が（暗号資産マイナーに）導入される必要があると理解している」

・ロシアエネルギー省：暗号資産採掘を合法化すべき時期

　エネルギー省はマイナーに利用可能となる「電力の生産」に「ある種の制限」をかける計画があるとＳｎｉｋｋａｒｓ副大臣は付け加えた。

　過去数年間にロシアでは数多くの暗号資産採掘ホットスポットが生まれている。

　おそらく、最も顕著なのは暗号資産採掘とやや複雑な関係を持っているシベリアのイルクーツク州である。

　マイナーが地元電力資源に負担をかけているとイルクーツク州当局は苦情を申し立てているものの、反対に産業採掘がある形態で栄えることを許可しようとしているようだ。

　問題の多くはロシアでは暗号資産採掘が業界として認識されていないことを中心としている。

　したがって、多くの場合、電力企業はマイナーに産業料金で請求することができない。

　代わりに、多くのマイナーは（補助金付きの）住宅料金で請求されている。

　立法府がぐずぐずする中、同省は電力プロバイダーにマイナーの身元を確認し、高額な比率で請求することを許可し、干渉しようと試みている。

　しかし、この不完全な解決策では不十分なことが分かっている。

　代わりに、同省は産業料金と住宅料金とも別の特別な暗号資産採掘料金を作成することを提案している。

　マイナー自身も長い間ロシア政府に「早急に」同業界を合法化するように求めている。

　引き続きマイナーが抑制されなければ、「国全体」が「代金を支払う」ことになると副大臣は警告した。

　Ｓｎｉｋｋａｒｓ大臣は以下のように結論付けた。

　「この特定分野の電力消費者のニーズが規制と法律で反映される（よう確保する）。この状況に安定性をもたらすことを試みる」

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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