コインベース、BC基盤のステーブルコイン決済で口座振込システムの刷新目指す
コインベースが、伝統的なACH(自動資金決済センター)入金に代えてブロックチェーン基盤のステーブルコイン決済を利用することで、口座振込システムを作り変えたいと語った。
コインベースのシニア・ソフトウェア・エンジニアであるユガ・コーラー氏が記したブログ記事によると、消費者の権利とセキュリティに重点を置いて、金融システムを更新し暗号資産の世界的採用を促進することが、同社の目標だという。
ACHと呼ばれる米国の現在の口座振込システムは、複数の当事者の関与や複雑な手続きなど、多数の欠点や非効率性に悩まされている、とコインベースは述べた。
これが必然的に遅延と標準化の欠如に繋がっていると同取引所は述べ、USDコイン(USDC)などの米ドル連動トークンを使ったブロックチェーン基盤のステーブルコイン決済で、これらの問題に対処できると考えていると付け加えた。
●中間業者無しの迅速な取引
まず第一に、ブロックチェーン上での取引の決済は、1-2営業日を要する伝統的なACHシステムと比べ、コインベースが確認時間を短縮できることを意味する。
さらに、ブロックチェーン基盤の決済は、ODFI(仕向金融機関)やRDFI(被仕向金融機関)などの中間業者を不要にする、と同記事は説明した。
また、このアプローチによって、ユーザーは自身の資産を完全に管理できるという。
コインベースはセキュリティについて、分散化や暗号化の利点といったブロックチェーン技術の優位性を強調し、ステーブルコイン決済は「決済時間を損なうことなくACH取引と同様のセキュリティ保証」を提供できると指摘した。
その上、ブロックチェーン基盤の振込システムは、中間業者の排除に加え、「確認時間の短縮、大幅なコスト削減、価格変動の最小化」をもたらし得る、とコインベースは述べた。
同記事は、「(...)消費者の権利とセキュリティを優先することで、金融取引が効率的なだけでなく、世界的規模で個人や企業に経済的自由と機会を与える未来を育むことができる」と結んだ。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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