収賄事件でのビットコイン、イーサリアムの利用増加を台湾は言及

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 台湾でビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)を利用した「収賄」事件が増加していると同国の法務省は主張している。

 中国タイムズによれば、現金はもはや汚職事件で利用される唯一の通貨ではないと同省は警告した。

 BTC、ETH、他のコインが汚職のツールとして「浮上している」と同省は話した。

 BTC、ETH、他の暗号資産(仮想通貨)が24年の総選挙に先駆けて「選挙収賄ツール」として利用されていることを懸念している、と政府組織は話した。

 台湾は24年1月中旬に新大統領を選ぶための投票を行う予定だ。

 警察、検察ともに暗号資産と他の汚職「手段」が総選挙で「存在感を示す」ことを「積極的に阻止している」と同省は話した。

 職員に賄賂を贈ることを検討している人が利用する「手段は毎日変わり、もはや現金に限られていない」と同省は主張した。

 暗号資産と同様に、選挙の前に、ラインペイ、パイネットワーク・ウォレット、Jiekou、Oufubaoのような携帯決済プラットフォームを通して腐敗した職員に賄賂が提供されている、と同省は話した。

 過去20年間で、疑わしい収賄事件について警察に情報を提供した個人に何百万ドル相当の報酬が手渡されている、と同省は付け加えた。

・台湾のBTC、ETH収賄事件の増加―腐敗した職員は誰か?

 最高検察庁が発表した数字によれば、22年の地方選挙に続き、「合計1335の汚職事件」が処理された。

 700人以上が選挙関連の汚職容疑で告発された。

 賄賂を受け取ったことが見つかった職員は台湾の執行機関の元職員、元中央政府職員、市長、市議会議長、副議長、上級公務員を含む。

 6月、台湾最大の電気通信会社の1社台湾モバイルは数多くの現地暗号資産プラットフォームと協議に入ったと報じられた。

 台湾モバイルは少なくとも1社と提携契約を結ぶ可能性があると「関係者」は主張した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/taiwan-notes-rise-bitcoin-ethereum-use-bribery-cases.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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