１０日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝４２８万円前後（過去２４時間比０．６％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝２６万４０００円前後（同０．３％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝６６円台前半（同０．９％安）となっている。

　週末の暗号資産はほぼ横ばいで推移した。米６月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことでＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）による追加利上げ観測がやや後退し、買われる場面もあったが、上値は限定的だった。ビットコインは３万ドル台前半でもみ合ったが、週明け１０日の早朝には３万ドルちょうど近辺まで調整している。

　この週末は、ＦＢＩ（米連邦捜査局）が３月に暗号資産取引所クラーケン創業者の自宅を家宅捜索したと報じられたほか、米民主党と大統領候補が最大２５万ドルのビットコインを所有していることが分かった。また、ＳＥＣ（米証券取引委員会）は暗号資産取引所のコインベースが自社の業務に連邦証券法が適用される可能性を認識していたと主張していることも明らかになっている。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）