バイナンスの日本における新プラットフォーム、8月から全サービス開始

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 バイナンスが、最近日本で立ち上げた系列プラットフォームで、全サービスを開始する準備が整ったことを明らかにした。

 バイナンスの創業者であるチャンポン・ジャオ氏が、25日に東京で行われた会議にビデオ出席した際に、このことを認めた。

 ジャオ氏は、23年8月から完全にサービスを利用可能になると述べた。

●バイナンス、日本の新プラットフォームで全サービスを開始

 バイナンスは5月下旬、日本における新たなプラットフォームを発表した。このプラットフォームは日本の規制を遵守し、日本人利用者にサービスを提供するよう設計された。

 しかし、同取引所は、日本で完全なサービスを開始するには少し時間がかかるとしていた。

 同社は、22年11月にサクラエクスチェンジビットコインを買収したことで、日本市場に参入することができた。

 こうした買収は、企業が新市場に進出する際によく行われているものだ。

 サクラエクスチェンジビットコインはバイナンスに対し、市場への入口を提供し、同取引所はそれを受け入れた。

 この日本への進出は、アジアでの拠点拡大に向けたバイナンスの活動の次の一歩を表している。

 同社は、タイや韓国などの市場に参入するために、同様の動きを見せていた。

 しかし、同取引所は同時に、特に西側の多数の国々で厳しい規制上の精査に直面している。

 同取引所は6月上旬、米国でコインベースと共に訴訟を起こされた。オランダとベルギーも同取引所への門戸を閉ざした。

 欧州最大の経済圏であるドイツも、未だ同取引所に営業許可を出していない。

 一方フランスでは、マネーロンダリング規制の捜査の一環として、検察が同取引所の事務所を捜索した。

●バイナンス、日本でのステーブルコイン立ち上げを計画

 西側で苦戦する中、バイナンスは東洋で足掛かりを得るための取り組みを強化している。

 日本における同取引所のゼネラル・マネージャーである千野剛司氏は、バイナンスが日本でステーブルコインを始める可能性もある、とこの会議で明らかにした。

 日本でのステーブルコイン立ち上げはもはや、世界の他の国々での立ち上げほど容易ではない。日本は23年6月1日にステーブルコイン法を施行した。

 この法律によると、日本で認可を受けた銀行、登録済み資金移動業者、そして信託会社のみがステーブルコインの発行を許可されている。

 多くの人々がジャオ氏の後継者だと考えているリチャード・テン氏も、この会議に出席した。

 テン氏は、バイナンスで地域市場の責任者を務めており、この会議の中で、伝統的な金融会社が暗号資産(仮想通貨)への関心を強めている兆候があると語った。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binances-new-platform-japan-provide-full-services-from-august.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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