中国浙江省の紹興市、アジア大会を題材としたデジタル人民元プレゼントをローンチ

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 中国が大規模な中央銀行デジタル通貨(CBDC)を紹介する準備をし、同国東部にある浙江省の紹興市はアジア大会を題材としたデジタル人民元プレゼントを計画している。

 紹興市は「アジア大会へようこそ」と名付けられたイベントの一部として、約560万ドルに相当するデジタル人民元トークンを住民に発行すると(East Moneyを通じて)China News Networkは報じた。

 同市のスーパー、病院、交通機関はデジタル人民元決済機能をローンチしたと同メディアは報じた。

 また、(デジタル人民元アプリのQRコードの形式で)「デジタル人民元決済コードの利用」は「多くの現地人の決済選択肢になっている」と主張した。

 イベントを開催するのは紹興市と同じ浙江省の杭州市だ。

 もともと、杭州市は22年9月に同イベントを開催する予定であったが、コロナウイルスパンデミックの結果、大会が1年延期された。

 紹興市は野球、ソフトボール、バレーボールを含めアジア大会の5つのイベントを開催する。

 中央銀行の中国人民銀行(PBoC)はスマートフォンのユーザーが杭州地下鉄でCBDCで決済できるように、すでに公式デジタル人民元アプリをアップデートした。

 また、紹興市の地下鉄システムもデジタル人民元を受け入れるようにアップグレードされている。

 2つの都市を接続する鉄道は現在CBDCで決済した乗客を受け入れている。

 しかし、PBoCは9月22日に開始する同イベントの前に同省での普及をさらに広めたいと考えているようだ。

・中国のアジア大会デジタル人民元奨励

 CBDCプレゼントイベントは紹興市地方金融監督局が開催している。

 トークンは大会を題材とした景品くじのようなイベントの一部として配布される、と同局は述べた。

 「景品を獲得した」住民は約14ドルに相当するCBDCを受け取る。

 資格を得るには、参加者はデジタル人民元ウォレットを保有し、紹興市の市民として登録されていなければならない。

 7月初旬、「ビジネスクラスの航空券」の支払いに「デジタル人民元の利用」を企業に許可する中国民用航空局決済センターとCBDCプラットフォームを共同でローンチしている、と招商銀行は発表した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/shaoxing-china-launches-asian-games-themed-digital-yuan-giveaway-cbdc-showcase-planned.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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