暗号資産プラットフォームのハッシュキーが香港でライセンス取得
暗号資産(仮想通貨)取引所のハッシュキーは、香港の新たな暗号資産ライセンス制度の下でライセンスを取得した最初のデジタル資産企業となった。
ハッシュキーグループの子会社であるハッシュキー・エクスチェンジは3日、タイプ1とタイプ7のライセンスをアップグレードしたと発表。これにより、同プラットフォームは「プロの投資家向けから個人投資家向けへと事業範囲を拡大」できるようになる。
香港は、アジアにおけるデジタルイノベーションのハブとなるため、そして暗号資産関連事業を誘致するため、Web3とブロックチェーンの導入を積極的に推進してきた。その結果、香港は新たな規制ガイドラインを採用し、個人投資家が認可を受けた取引所で特定の「大型トークン」を取引できるようになった。
ハッシュキーグループのリビオ・ウェンCOO(最高執行責任者)は、ライセンスの発行により、同社は安全性に準拠した取引所として位置付けられるため、ユーザーの利益が完全に保護されることになるとコメントした。
「認可を受けた取引プラットフォームの確立と、香港における規制枠組みの明確化により、業界全体で透明性が向上し、投資家の信頼が大きく高まるだろう」と同氏は述べた。
●香港、規制姿勢を改善
香港の規制姿勢と新たな暗号資産枠組みは、デジタル資産への投資家の間で大きな関心を呼んでいる。
同市のクリスチャン・ホイ金融サービス・財務省長官は3月、22年10月以降、デジタル資産分野で活動する80社以上が香港での事業展開に関心を示していると述べた。
これまで、香港当局の自主的なライセンスプログラムの下でライセンスを取得していた取引所は、ハッシュキーとOSLの2社だけだった。
香港の隣国である中国は、21年9月に開始された全国的な取り締まりの一環として、暗号資産取引を全面的に禁止しているが、香港規制当局は銀行に対し、暗号資産企業に必要なサービスを提供するよう促している。
香港にある中国国有銀行の多く(交通銀行、中国銀行、上海浦東発展銀行など)は、暗号資産企業へのサービス提供を開始している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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