ブロックファイ、FTXと3ACの返済をめぐって法的論争で挑む

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 破綻した暗号資産(仮想通貨)融資企業ブロックファイはFTXとスリー・アローズ・キャピタル(3AC)が22年に破産する前に同社間で取引した何十億ドルを回収する試みを阻止しようとしている。

 8月21日の裁判所文書で、FTXと3ACはブロックファイをだましたと非難し、回収しようとしている50億ドルの権利はないと主張した。

 「ブロックファイの財産の債権者に対するさらなる不当な処置を防ぐために、裁判所は汚れた手の法則のもと、FTXの主張を認めるべきではない」とブロックファイは文書で話した。

 現在進行している論争はブロックファイ、FTX、3ACのそれぞれの破産手続きに大きな影響があり、債権者への返済額に影響を及ぼす可能性がある。

 現在、清算が進行中のブロックファイはFTX、3AC、他の暗号資産企業との訴訟は顧客の返済に最大10億ドルの影響を与える可能性があると懸念を示した。

 FTXは弁護として、第一の目的は11月に破産宣告する前にブロックファイに差し出した融資返済と担保の回収だと話した。

 破産法のもと、破たんした企業は特に破産法第11条を申請するまでの数カ月間、他の債権者の金を利用し、特定の債権者の有利に働くように逆取引を行う能力がある。

・FTXと3ACはブロックファイから何十億ドルの回収を求める

 FTXは他の優先支払いの中、ブロックファイがFTX.comから行った9000万ドルの出金と取引企業アラメダリサーチが行った4億ドルの融資返済の回収を求めている。

 しかし、ブロックファイは4億ドルは標準的な融資契約ではないと主張した。

 代わりに、市場金利よりはるかに低い無担保の5年契約で、同社が成長するまでは返済期限ではないと話した。

 ブロックファイはFTXの投資をブロックファイの債権者が責任を負うべきではない「賭け」だと言及した。

 「FTXの詐欺行為がFTXの賭けの失敗をもたらしたからといって、ブロックファイの債権者が購入価格を払い戻す責任があるというわけではない」と論じた。

 同様に、3ACを代表している清算企業はブロックファイは2億2000ドル以上を支払う義務があり、3ACが最大の債権者の一人だと主張している。

 3ACは海外企業の米資産を保護する破産の一種である破産法第15条の保護を求めた。

 3ACの主張を弱めるブロックファイの試みは同社に与えられた破産の一時停止に違反する可能性があると論じた。

 先週、ブロックファイはニュージャージー州の破産裁判所が発した裁判所命令に従い、資格のある米顧客のために出金を開始したと発表した。

 8月16日の9カ月の停止後、裁判所がブロックファイに出金を開始する法的許可を与え、今回の動向があった。

 また、8月2日に破産裁判所はブロックファイの再組織戦略を暫定的に許可したと発表し、アラメダリサーチ、FTX、3AC、Emergent、コア・サイエンティフィックのような事業から資産を再請求することに焦点を当てる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/blockfi-challenges-ftx-three-arrows-legal-dispute-over-repayments.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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