グーグルが暗号資産広告ポリシーを更新、BCゲームに関するルールを明確化

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 検索エンジン超大手のグーグルは、広告要件を遵守し、ギャンブル関係のコンテンツを宣伝しない限り、BC(ブロックチェーン)基盤のNFT(非代替性トークン)広告を許可するように、暗号資産(仮想通貨)に関する広告ポリシーを更新した。

 新ポリシーでは、NFTゲームを提供する広告主は、プレイヤーのキャラクター用の仮想アパレル、より優れたステータスを持つ武器や防具といったゲーム内アイテムの購入など、商品やサービスを宣伝できるようになる。

 「23年9月15日から、ギャンブル関連のコンテンツを宣伝しないNFTゲームを提供する広告主は、これら商品やサービスを宣伝することができる」

 しかし、グーグルは引き続き、プライヤーがNFTを賭けて暗号資産や他のNFTを獲得できるようなゲーム広告を禁止する。また、NFTを報酬とするカジノのシミュレーションゲームは引き続き禁止され、NFTを統合した「リアルマネーギャンブル」を促進する広告は認められないという。

●暗号資産広告の禁止が撤廃か

 グーグルは18年、消費者に損害を与える可能性があるとして、自社オンラインプラットフォーム全体で暗号資産広告を禁止した。グーグルの持続可能な広告担当ディレクターであるスコット・スペンサー氏は当時、今後も暗号資産を「細心の注意」をもって扱っていくと述べた。

 しかし、同社は21年、禁止を部分的に解除し、広告主がFinCEN(米金融犯罪取締ネットワーク)に登録されている、あるいは連邦で銀行ライセンスを取得していることを条件に、「米国を対象とした暗号資産取引所とウォレット」についての宣伝を行えるようにした。

 BC関連の広告をめぐる今回のルール緩和は、NFTゲーム人気の高まりを反映したものである。多くの投資家が開発やeスポーツに資金を投入し、以前は得られなかったような体験のために声を上げている。

 さらに新ポリシーでは、NFT関連ゲームの広告主は「ギャンブルとゲームのポリシーに準拠し、適切なグーグル広告の認定を受ける」必要があるとしている。

 また、広告主に対して、広告の対象となる地域の法律を遵守するよう注意を促している。「このポリシーは、これらの商品を広告するすべてのアカウントにグローバルに適用される」とした。

 新ポリシーに違反した広告主は、アカウント停止の少なくとも7日前に警告を受けることになる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/google-updates-crypto-ads-policy-clarifies-rules-for-blockchain-games.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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