インドが取引量で世界2位に=BC分析企業の最新レポート
インドは、取引量において英国、トルコ、ロシアを上回り、世界の暗号資産(仮想通貨)市場で2番目の地位を確立した。
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスの最新レポートは、インドの反暗号資産規制・税制環境がもたらす課題にもかかわらず、この結果になったのは注目に値すると指摘している。
●インド、暗号資産の一般普及でリード
チェイナリシスの「世界暗号資産普及指標」によると、インドは一般市民間での暗号資産普及で世界をリードしているという。
22年7月から23年6月までの期間において、インドにおける暗号資産取引量は約2690億ドルに達した。
●厳しい税制環境
注目すべきは、利益に対する30%の課税とすべての暗号資産取引に対する1%の課税という、暗号資産業界にとって厳しい税制環境の中で取引量が増加しているということだ。
しかし、チェイナリシスは、一貫性のない取引税が適用されることで、国内取引所の競争力が損なわれる可能性があると指摘している。
こうした規制や税制上の課題にもかかわらず、インドにおける暗号資産の需要は堅調に推移している。チェイナリシスは、この需要が続く限り、暗号資産は世界で2番目に人口の多い国であるインドで大きな存在感を示し続けるだろうとの見解を示している。
●中央・南アジアとオセアニア
インドの暗号資産市場の成長は目覚ましいが、CSAO(中央・南アジアおよびオセアニア)という地域も世界の暗号資産市場で確かな足跡を残している。
取引量に関して、CSAO地域は現在、北米、中央・北・西ヨーロッパに次ぐ世界第3位の暗号資産市場であり、世界の暗号資産取引量の20%弱を占めている。
「(CSAOは)世界で最もダイナミックで魅力的な暗号資産市場を形成している」とレポートは述べている。
レポートによると、米国は他国を大きく引き離し、世界最大の暗号資産市場の地位を維持している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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