ジョージア中銀、CBDC計画の技術パートナー候補にリップルやBittなどを選定
ジョージア国立銀行(NBG、中央銀行)は、「デジタルラリ」と呼ばれるCBDC(中央銀行デジタル通貨)プロジェクトの技術パートナーとして、9社を候補に挙げた。
NBGは28日、ユースケースを通じて技術的能力やその他の潜在的な応用分野についてCBDCをテストするため、「限定アクセスのライブパイロット環境」を導入すると発表した。
「長期にわたる調査と慎重な検討の結果、NBGは十分や技術的可能性、成熟度、能力、関連する経験を持ち、そしてわれわれの実地調査に参加することを希望する意欲を示した9社を最終候補に挙げた」
サンフランシスコを拠点とする暗号資産(仮想通貨)決済大手のリップル、デジタル資産管理システムのBitt、ブロックチェーンプラットフォームのBroxus、および複数の技術企業が、デジタルラリプロジェクトの第2段階のテストへの参加企業として選出された。
リップルのCBDCアドバイザーであるアントニー・ウェルフェア氏は、デジタルラリは「新たな段階に入りつつある」とし、「NBGはアクセスを制限した実際のパイロット環境を構築する」ことを計画していると述べた。
選考段階が終わり次第、NBGが最終選考に残った企業の中から1社を選び、パイロット段階に進み、CBDCに関する実証実験を開始するとNBGは説明している。
「この段階では、NBGは技術については全くの無知であり、候補企業が提供できるデジタルラリプロジェクトのさまざまな基盤技術ソリューションを検討する」
ジョージアは、当初22年を予定していたパイロット版「デジタルラリ」の導入に取り組んでいたが、NBGは23年に試験的導入を延期。1月、同行は今後数カ月のうちにCBDCのコンセプトを詳述した文書を発表すると発表した。
「デジタルラリは、現在の法定通貨であるラリの現金および非現金形態よりも安価で安全かつ迅速な決済手段となる」とNGBは当時述べていた。
ジョージアは21年に「一般利用が可能な」CBDCを立ち上げるという計画を明らかにし、フィンテック企業にCBDCの最前線を探る取り組みに参加するよう呼びかけていた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ