ペイパル、英FCAから英国国民への暗号資産サービス提供の承認受ける

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 決済大手のペイパルは、英FCA(金融行動監視機構)から暗号資産(仮想通貨)登録を取得した最新の企業となった。

 FCAの最新の登録済暗号資産企業一覧によると、同規制当局は10月31日にペイパルUKを登録している。英国ではデジタル資産分野の規制強化が続いているが、同社はこの登録により英国で暗号資産サービスを提供できるようになる。

 今回の登録承認は、ペイパルUKが英国顧客を対象とした暗号資産購入サービスを一時的に停止してから数カ月後に行われた。この動きにより、ペイパルはFCAが新たに制定した暗号資産マーケティング規制に準拠しやすくなるだろう。

 ペイパルは当時、24年初めに暗号資産販売を再開すると発表し、ユーザーの資産は安全であることを保証した。

 FCAは23年これまで、ペイパル、コマイヌ、ビットスタンプ、インタラクティブ・ブローカーズという4つの暗号資産サービスプロバイダーを承認している。20年8月以降では、合計43の暗号資産会社がFCAに登録している。

●FCAによるガイドライン改訂

 FCAはガイドラインを改訂し、暗号資産企業に対し、顧客に暗号資産の購入を促進する前に新たな基準と前提条件を満たすよう要求した。

 この新規定により、暗号資産マーケティングとプロモーションもFCAの管轄となった。このマーケティング規定は、暗号資産保有者の急増が明らかとなったFCAの調査を受けて施行された。

 ペイパルは常に規制当局と緊密に連携し、暗号資産市場に適用される規則や規制を遵守してきた。最近では、ペイパルUSD(PYUSD)ステーブルコインを発表し、そのプラットフォーム上に暗号資産ハブを開設している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/paypal-receives-uks-fca-approval-to-offer-crypto-services-to-uk-nationals.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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