米民主党大統領候補者フィリップス氏、バイデン氏とトランプ氏は暗号資産を「理解」していないと指摘
24年大統領選の民主党候補者としてジョー・バイデン氏と対立しているディーン・フィリップス米下院議員が、最近、ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ元大統領の暗号資産(仮想通貨)に対する姿勢を批判した。
ニューハンプシャー州で11日に開催されたクリプト・プレジデンシャル・フォーラムで演説したフィリップス氏は、自身は金融技術と暗号資産の「全てを知っている」わけではないと認めた。しかし同氏は、デジタル資産を深く理解している人物は今の議会には「ほとんどいない」と強調した。
ミネソタ州選出の下院議員である同氏は、「(暗号資産を)理解する姿勢が全くない」としてバイデン氏とトランプ氏を批判した。
「右派と左派の有力な米大統領候補者である両氏には、暗号資産を理解し、予測し、私たちをこれに備えさせ、そして次の時代に導く姿勢がない。ジョー・バイデン氏とドナルド・トランプ氏は、年齢とライフステージという点で、単純に私たちを前進させるのにふさわしい人物ではない」とフィリップス氏は述べた。
フィリップス氏はまた、暗号資産規制のバランスを求め、暗号資産には前向きな「変革を起こす力がある」可能性があると語った。
「政府が2つのことを同時に行うと考えることは、無責任でも不合理でもない。規制は検討するが、同時にそれが前向きな形でどのような変革を起こすことができるのかも考える」とフィリップス氏は指摘した。
フィリップス氏はまた、議会の機能不全の症状として、暗号資産の成長を育む活動の欠如を強調した。同氏は、議員らは国民の利益になる活動に注力するよりも、再選運動に貢献する人々との対話を優先することが多いと指摘した。
フィリップス氏は、「21世紀の金融革新及びテクノロジーに関する法律」などの法案は、その潜在的な重要性にもかかわらず下院本会議で議決されていないと語った。この遅れは、政府閉鎖の可能性や、特に一部の共和党議員による遅延で、新たな下院議長の選出手続きに時間がかかっていることが原因だ。
同氏は、共和党のビベック・ラマスワミ氏とエイサ・ハッチンソン氏に次いで、演説を行った3人目の大統領候補者だ。ラマスワミ氏はデジタル資産に対し最も率直な共和党員の1人で、11月に開催された北米ブロックチェーン・サミットで暗号資産に特化した政策綱領を発表している。ハッチンソン氏も、暗号資産への支持を表明している。
「私の政権では、暗号資産と暗号資産業界の繁栄を約束したい。繰り返しになるが、米国で暗号資産業界が繁栄し、米国が先頭に立つことを望んでいる」とハッチンソン氏は語った。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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