インド最大の暗号資産取引所、同社名を騙る暗号資産アプリに言及(再掲)
インドのデリー警察が、銀行詐欺の疑いに関する利用者からの訴えを受けて、暗号資産(仮想通貨)アプリのコインDCXに対する詐欺事件の捜査を開始した。しかし、インド最大の暗号資産取引所であるコインDCXは、この詐欺は自社プラットフォーム上ではなく、自社の名前を騙る偽アプリ上で行われたものだと明らかにした。
現地報道によると、オンラインで暗号資産投資の出金を行おうとした際に、追加料金の支払いを求められたという事例が報告されている。警察は、23年11月以降の3、4件の訴えと合わせてこの件を捜査している。
●コインDCX、クローン暗号資産プラットフォームに言及
コインDCXはこの件についてクリプトニュースに声明を出し、報告されている詐欺は自社プラットフォーム上で生じたものではないと語った。これらの訴えは、コインDCXの名前を使ってユーザーを騙している偽暗号資産アプリに対するものだ。
偽のコインDCXアプリによる銀行詐欺で数十万ドルを騙し取られた被害者が、警察に届け出た。
被害届によると、SHO(ステーション・ハウス・オフィサー)級の警官が調査を行い、「確認可能な」犯罪が特定されたという。
●偽サイト詐欺が業界でまん延
コインDCXは声明の中で、公式のアプリやウェブサイトではこうした詐欺は発生していないと明言した。同取引所は、金融アプリに成りすまして利用者を騙すウェブサイトやURLが業界でまん延していると強調した。
コインDCXはユーザー・セキュリティへの取り組みを強化し、次のように述べた。
「利用者の資産の安全とセキュリティは、当社の絶対的な最優先事項であることを繰り返したい」
同取引所は、担当当局に脅威について通報しており、詐欺について利用者を啓発する活動を続けている。
こうした事件は不安なものではあるが、コインDCXは利用者による警戒の重要性を強調し、何か疑わしいことがあればすぐに報告するよう促し、安全で信頼できる環境を維持するためにコミュニティと協力している。コインDCXのセキュリティ・チームは最近、自社の名前を騙る偽ウェブサイト/URLを80件超を特定し、通報している。
インドでは最近、暗号資産関連詐欺が大幅に増加している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ