香港で認可された暗号資産交換所ハッシュキーの運営企業、12億ドルの評価で1億ドルを調達

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 最近の資金調達ラウンドで、香港で認可されている暗号資産(仮想通貨)交換所2社のうちの1社の運営企業ハッシュキー・グループは12億ドル超えの評価で1億ドル近くの資金を調達した。

 ハッシュキー・グループは1月16日早くに調達ラウンドのシリーズAの完了を声明で発表し、既存と新規投資家がかなりの資金調達に貢献したと公表した。しかし、声明では投資家の正体は明かされなかった。

 同社によれば、調達した資金はハッシュキーのWeb3(ウェブスリー)エコシステムの拡張と香港市場での許諾商品の開発に割り当てられる。

 OKXベンチャーズとハッシュキー両社の代表は本件についてのコメントを拒否したが、資金調達の重要な参加者はOKXデジタル資産交換所の投資部門OKXベンチャーズだと報じられている。

・ハッシュキーはWeb3拡張に資金を費やす

 香港とシンガポールで取引プラットフォーム、ベンチャー資金、資産管理の運営のような様々な暗号資産関連活動に深く関与しているハッシュキーは、デジタル資産の卓越した中心地になるという香港の野望を利用するために戦略的に自社の態勢を整えている。

 以前報じられたように、同社は5月に1億ドルから2億ドルの資金を調達する協議に入っており、評価額が10億ドルを超えることを示唆している。

 資金調達の成功は、市場のボラティリティ(変動性)と注目を集めた破たんに続く22年の低迷を特徴とする暗号資産ベンチャーキャピタル界が直面している最近の課題という観点から、特に重要だ。

・香港はWeb3の中心地になることを目指す

 香港は最先端の金融センターとしての地位を確立するための努力を強化し、6月に仮想資産規制特定枠組みを導入した。

 この動向は投資家保護を優先しつつ、暗号資産企業を引き寄せることを目指している。現在、BCテクノロジーグループのOSLグループとともに、ハッシュキー・エクスチェンジは香港で唯一の暗号資産取引の認可を得ているプラットフォームのひとつとして存在している。

 同市は暗号資産交換所にとって魅力的な中心地としてとどまる中、定期的な騒動の影響を受けやすいことを考慮すると、同部門への長期的な関与について疑問が残る。18年の設立以来、ハッシュキー・エクスチェンジは登録ユーザー15万5000以上と安定的に顧客基盤を成長させ、現物取引高は約1600万ドルと報告されている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hong-kong-licensed-crypto-exchange-hashkey-operator-raises-100m.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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