マイクロストラテジー、23年第4四半期に3万1755BTC購入

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 マイクロストラテジーは、23年第4四半期に12億5000万ドルで3万1755ビットコイン(BTC)を取得し、総保有量が19万BTCに達したと発表した。

 マイクロストラテジーの23年第4四半期決済報告書には、この大量購入についての詳細が記載されており、同社がポートフォリオ内の重要な資産としてビットコインを一貫して重視していることが示された。23年末までにマイクロストラテジーのビットコイン投資総額は59億3000万ドルに達し、1BTC当たりの平均取得額は3万1224ドルとなった。

 CFO(最高財務責任者)のアンドリュー・カン氏は、「当社は第3四半期末から3万1755BTCを追加取得し、過去3年間で四半期ベースの最も大きな増加となった。また、13四半期連続でビットコインをバランスシートに追加取得した」と述べた。

 カン氏は、第4四半期にビットコイン価格が上昇していた中、資本市場活用と利用可能な手元資金を活用することで、ビットコイン投資を増加させたと説明した。

●マイクロストラテジー、24年もビットコイン投資を継続

 同社の創設者兼会長のマイケル・セイラー氏によると、24年1月に3720万ドルで850BTCを追加取得した。

 23年第4四半期、マイクロストラテジーの総収益は1億2450万ドルで、前年同期比6.1%減となった。非GAAP基準の恒常通貨ベースでは7.8%減となっている。

 また、第4四半期の売上総利益は9630万ドルで、77.3%の粗利益率を達成。しかし、この数字は22年第4四半期に記録した売上総利益1億580万ドルと粗利益率79.8%には及ばなかった。

●バンガードの間接的なビットコイン投資

 資産運用会社のバンガードは、マイクロストラテジーの株式を大量保有しており、暗号資産(仮想通貨)市場に間接的に関与している。同社は23年第3四半期時点でマイクロストラテジー株の8.24%を保有しており、マイクロストラテジーの2番目に大きい機関投資家として浮上した。

 バンガードは伝統的資産に注力し、ビットコインETF(上場投資信託)を直接提供することは避けているが、マイクロストラテジーを介した間接的投資は、慎重でありながらも従来型の金融ポートフォリオの中で暗号資産に目を向けるという同社の姿勢を示している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/microstrategy-bolsters-crypto-holdings-with-31755-bitcoin-purchase-in-q4-2023.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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