チャイナ・アセット・マネジメントのビットコインETF、中国の人民元投資家に開放

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 チャイナ・アセット・マネジメント(AMC)が新たに発行したビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)のETF(上場投資信託)は、中国の人民元保有者に新たな投資手段を提供している。

 AMCのイメイ・リCEO(最高経営責任者)はブルームバーグとのインタビューで、これらのETFは中国本土の投資家にとって暗号資産(仮想通貨)投資をより身近なものにするために重要なものであると語った。

⚫︎潜在的な中国本土投資家のための中国人民元取引カウンター

 中国本土では暗号資産取引が禁止されているが、リ氏は今回のETFの正式導入により、「多くの人民元保有者に門戸が開かれる」と述べた。

 また、将来的に中国本土の投資家が「このプロセスに参加する」ための「新たな機会が開かれる」かもしれないと期待を示した。

 29日のAMCの発表によると、新たなファンドは現金取引と現物取引の両方に対応し、投資家にとってこれまでにない柔軟性を提供する。

 同社の提供するETFには、米ドル・香港ドル・人民元の取引カウンターがあり、上場株式と非上場株式の両方に対応している。これらのETFは、中国人民元の取引カウンターを提供する唯一のビットコイン・イーサリアムETFである。

 「解放が進むにつれて、国内投資家がマルチアセットを利用できるようになることを期待している」と同氏は述べた。

⚫︎アジア初のビットコイン・イーサリアムETF

 ビットコインとイーサリアムのETFが30日にローンチされ、AMCはビットコインETFが9億5000万香港ドル、イーサリアムETFが1億6000万香港ドルと、1億4200万ドル規模のIPO(新規株式公開)を記録した。

 AMC香港のティアン・ガンCEOは、「私たちは、香港がWeb3の世界的拠点となるよう後押しするトップダウンの勢いを目の当たりにしてきた。今回の当局による承認は、世界の暗号資産領域における香港の競争上の優位性を強調するものであり、極めて重要なものである」とコメント。

 「私たちは、この新たな資産クラスにおいて顧客が投資目標を達成するのを支援するため、差別化された投資商品を開発することで、暗号資産の主流への移行を全面的に受け入れている」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/china-amcs-bitcoin-etf-to-open-door-for-chinese-rmb-investors.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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