リップルが米ドルに裏付けられたステーブルコインを6月に立ち上げか―CTOが示唆(再掲)
リップルが、待望の米ドルに裏付けられたステーブルコインの立ち上げを計画していると伝えられた。同社のCTO(最高技術責任者)がイベントで示唆した。
5月3-4日に開催されたXRPラスベガス会議中に、この情報が判明した。リップルのデビッド・シュワルツCTOは、同社の今後の統合計画を明らかにした。同氏は、AMM(自動マーケット・メーカー)、レンディング・プロトコル、リップルのステーブルコイン、そしてAI(人工知能)を含む、XRPレジャーに関する情報を公開した。
シュワルツ氏は、リップルのステーブルコインの詳細は、6月にアムステルダムで開催されるXRPLエーペックスで明らかにすると述べた。
リップルが提案するステーブルコインは、米ドル預金、米国債、その他の低リスク資産に1対1で裏付けられることになっている。シュワルツ氏がリップルのステーブルコイン開発に言及しただけで、XRPコミュニティに関心が巻き起こった。
同社の4月に発表によると、このステーブルコインのアイデアは、開発者と利用者により多くの用途、流動性、そして機会をもたらすという。テザー社のテザー(USDT)やサークルのUSDコイン(USDC)といった資産に代わる、より信頼できる代替手段を作り出す狙いもある。
さらに、このステーブルコイン立ち上げは、市場が大きな利益を生み出すため、XRPレジャーのエコシステム全体に大きな変革をもたらすと期待されている。
●リップルのステーブルコインへの攻勢に先立ち、ビットコインが急騰
4月に発表されたリップルのステーブルコイン市場への参入に先立ち、ビットコイン(BTC)は24年に1BTC=7万3000ドルもの高値を記録した。
SEC(米証券取引委員会)が最近ビットコインETF(上場投資信託)を承認したことが、投機的プロジェクトへのベンチャー資本の新たな波をもたらした。
リップルでシニア・バイスプレジデントを務めるマルクス・インファンガー氏は、このステーブルコインは伝統的資本と暗号資産(仮想通貨)市場を結ぶ「ポータル」として機能すると述べた。
インファンガー氏は当時、「私たちの市場評価によると、ステーブルコインが重要な役割を果たしていることは明らかだ。それらは普及し、大きく成長している。私たちは、引き続き力強く成長すると確信している」と述べた。
最近のステーブルコイン市場は競争が激しくなっている。投資マネージャーであるジャン・ヴァン・エック氏の息子、ニック・ヴァン・エック氏は4月、ステーブルコインを立ち上げるために1200万ドルを調達した。決済大手のペイパルとフランスの銀行であるソシエテ・ジェネラルは、独自のステーブルコインを23年に立ち上げている。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/ripple-to-launch-usd-backed-stablecoin-in-june.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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