ロビンフッド、SECからウェルズ通知を受け取る(再掲)
ロビンフッドは4日、暗号資産(仮想通貨)取り締まりの一環として米SEC(証券取引委員会)からウェルズ通知を受け取ったと報じられた。
⚫︎ロビンフッド、暗号資産業務をめぐりSECからウェルズ通知を受け取る
ロビンフッドが6日に提出した裁判所文書には、「ロビンフッドは5月4日、SECスタッフから『ウェルズ通知』を受け取り、1934年の証券取引所法15条(a)および17条A違反の疑いで執行措置を勧告する『予備的決定』を下した旨を通知された」とある。
ウェルズ通知は、SECが企業に対して執行措置をとる理由があることをその企業に警告するための通知で、暗号資産分野の企業にとっては非常に大きな法的問題となり得る。
裁判所文書によると、ロビンフッドはこのウェルズ通知に加え、「暗号資産の上場、暗号資産の保管、プラットフォーム運営」に関して、過去にSECから多くの「調査召喚状」を受け取っていたという。
ロビンフッドの最高法務コンプライアンス・コーポレート責任者であるダン・ギャラガー氏は、「『参入して登録する』というよく知られた試みも含め、SECと協力して規制を明確にしようと何年も誠実に取り組んできた結果として、SECが当社の米国での暗号資産ビジネスに関連するウェルズ通知を発行すると決定したことを遺憾に思っている。私たちは、当社のプラットフォームに上場している資産は証券ではないと確信しており、事実と法律の両方において、ロビンフッド・クリプトに対するいかなる訴訟も根拠が弱いということを明確にするためにSECとやり取りしていきたいと思っている」と語った。
⚫︎SEC、暗号資産規制を強化
このニュースを受け、ロビンフッドの株価は5%以上急落し、投資家の間に懸念を呼び起こした。
ロビンフッドは8日に第1四半期決済を発表する予定であり、今回のニュースはロビンフッドにとって重要な時期に報じられた。
物議を醸したゲイリー・ゲンスラー氏が委員長を務めるSECは、これまでも暗号資産に対する規制強化のアプローチで批判を浴びてきた。
SECは4月、イーサリアム(ETH)に特化したアプリケーション「メタマスク」を介して、無登録の証券ブローカーとして営業していた疑いがあるとしてコンセンシスにウェルズ通知を発行した。
SECがロビンフッドに執行措置の可能性を通知した具体的な理由は不明だが、同社の最新の裁判所文書は、それが「民事差し止め措置、公的行政手続き、および/または停止手続き」の形を取る可能性があることを示している。
ロビンフッドの他にも暗号資産企業に複数のウェルズ通知が発行されていることから、今回の動きは今後数ヶ月以内にデジタル資産規制が強化される前触れかもしれない。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/robinhood-served-wells-notice-by-sec.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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