マイニング株が急騰、トランプ前米大統領が米マイニング事業支援を宣言
米大統領候補のトランプ前米大統領が米国のマイニング事業を支援すると約束したことを受け、ビットコイン(BTC)マイニング株は12日、大幅な上昇を示した。
トランプ氏は12日の投稿で、米国内で残りのすべてのビットコインを生産することを望むと述べ、同国がエネルギー優位に立つ可能性を強調した。
この発言は、トランプ氏とビットコイン業界のトップが会談した直後のことだった。
この会談でトランプ氏は、11月の大統領選で当選した場合、同業界を支援することを約束したと報じられている。
⚫︎ビットコインマイニング株、トランプ氏の発言受け上昇
トランプ氏の業界支援宣言をめぐるポジティブなセンチメントは、ビットコインマイニング株の大幅上昇につながった。
グーグル・ファイナンスのデータによると、テラウルフ(WULF)とハット8マイニング(HUT)は12日、時価総額上位10位のビットコインマイニング企業の中で最も優れたパフォーマンスを示し、それぞれ10.5%と10.7%上昇した。
コア・サイエンティフィック(CORZ)とアイリス・エナジー(IREN)、サイファー・マイニング(CIFR)が僅差で続き、それぞれ9.87%、9.72%、8.94%上昇した。
業界の有名企業であるクリーンスパーク(CLSK)とライオット・プラットフォームズ(RIOT)も、それぞれ8.15%と6.5%上昇した。
しかし、時価総額で最大のビットコインマイニング企業であるマラソン・デジタル(MARA)は同日、わずか2.4%の上昇にとどまった。
中国のビットコインマイニング企業であるカナン(CAN)は、時価総額上位20位のマイニング企業の中で唯一下落となった。
カンパニーズ・マーケット・キャップのレポートによると、ビットコインマイニング銘柄が好調なパフォーマンスを示したことで、ビットコインマイニング業界全体の時価総額は264億ドルに達した。
マイニング株の上場と同時に、ビットコイン価格も過去24時間で1.4%と比較的緩やかに上昇。記事執筆時、1BTC=6万8365ドルに達している。
クリーンスパークとテラウルフは、24年に最も優れたパフォーマンスを見せた銘柄の2つであり、年初来上昇率はそれぞれ58.55%と66.96%となっている。マラソン・デジタルとライオット・プラットフォームズはそれぞれ11.43%と31%下落している。
⚫︎有権者、暗号資産に対する候補者の姿勢を考慮
報じられている通り、ハリス・ポールが実施した調査によると、米国有権者の3人に1人が投票先を決める上で暗号資産に対する候補者の姿勢を考慮している。
大手暗号資産ベンチャーキャピタル企業パラダイムが実施した24年米国大統領選挙に向けた世論調査では、トランプ氏が暗号資産コミュニティから大きな支持を得ていることが明らかになった。
1000人の登録有権者を対象としたこの調査では、暗号資産所有者の48%がトランプ氏に、39%は現職のバイデン大統領に投票する予定であることがわかった。
また、コインベースの最近のレポートは、暗号資産を所有するカリフォルニア州の有権者が24年の選挙に大きな影響を与えることが予想されると指摘している。
トランプ氏が暗号資産への支持を表明したことは、最近のいくつかの公式発言からも明らかなように、目新しいことではない。
同氏は、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループが所有するソーシャルメディアプラットフォーム、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、「わが国はこの分野のリーダーでなければならず、2番手はない」と述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/bitcoin-mining-stocks-surge-after-trumps-support.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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