エルサルバドル、毎日1BTCを購入するプログラムを継続中
暗号資産(仮想通貨)の早期参入者であるエルサルバドルが、「1日1ビットコイン(BTC)プログラム」を継続し、市場が低迷する中でも同通貨を購入している。
ビットインフォチャーツのデータによると、同国の暗号資産ウォレット・アドレスは1日当たり1ビットコインを購入している。このデータは、政府管理のコールド・ウォレットを通じた3月からの戦略的な積立を示している。
同国は、22年11月にナジブ・ブケレ大統領がこの動きを発表して以来、ビットコインを毎日購入し続けている。
ブケレ氏は3月、「法定通貨で負担できなくなる」まで1日1ビットコインの購入を継続すると繰り返した。これに先立ち、同大統領は2月、エルサルバドルは今のところビットコイン準備金を売却するつもりはないと語っていた。
さらに、同国は保有暗号資産の「かなりの部分」をコールド・ウォレットに移している。ブケレ氏によると、これは同国で「初のビットコイン貯金箱」だという。
報道によると、エルサルバドルは暗号資産取引所のビットフィネックスからビットコインを受け取っている。また、ロイターの別の報道では、エルサルバドルがテカパ火山の地熱を使って、過去3年間で474ビットコインをマイニングしていたことが明らかになった。
同国は6月、銀行システムへのビットコインの統合計画を発表した。同国は、銀行がビットコインと米ドルで営業できるようにすることを狙った改革案を提出した。
●市場の変動、エルサルバドルのビットコイン購入に影響せず
エルサルバドルの野心的な目標とビットコイン購入への揺るぎないコミットメントは、ビットコインへの同国の信頼を反映したものだ。
興味深いことに、同国はビットコイン価格が急落しているときにも同通貨の購入を続けている。
ビットコインは1BTC=5万8000ドルへと急落し、総精算額は2億6000万ドルに達した。2日には6万3000ドル越えで取引されていた世界最大の暗号資産である同通貨は、4日に6万ドル割れまで下落した。当記事執筆時点では、5万8471ドル付近で取引されている。
ビットコインは過去24時間で3.7%下落しており、複数のアルトコインがこのビットコインの下落に引きずられている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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