２３日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝１０６１万円前後（過去２４時間比１．１％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝５４万円前後（同２．８％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝９５円台前半（同１．０％高）となっている。

　２２日の主要な暗号資産はまちまち。ビットコインは朝方に６万８０００ドル台を回復したが、その後は利益確定売りなどに押されて上げ幅を縮小した。深夜には６万７０００ドル割れの水準まで下落したが、２３日未明から下げ渋っている。イーサリアムも２２日早朝に３５００ドル台半ばまで上昇したあと売りに傾き、２３日になっても下値を探っている。半面、ＸＲＰはしっかり。２２日から２３日早朝まで堅調に推移した。

　前日はバイデン米大統領が１１月の米大統領選からの撤退を表明したことでトランプ前米大統領の再選を見込んだ買いが流入したが、後任候補のハリス米副大統領の政策や世論調査などを見極めたいとの見方が広がり、買いの勢いが弱まった。
　
　２２日は東証スタンダード上場のメタプラネット（３３５０）がビットコインを買い増ししたことを明らかにしている。メタプラネットはビットコインを主要な財務資産の選択肢として起用しており、「アジアのマイクロストラテジー」とも呼ばれている。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）