<今日の仮想通貨市況>現物型ETF取引開始のETHは底堅い

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 24日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=1030万円前後(過去24時間比2.9%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=54万3000円前後(同0.5%高)、XRP(XRP)が1XRP=93円台半ば(同1.8%安)となっている。

 主要な暗号資産はまちまち。ビットコインやXRPはやや売りが優勢となる一方、イーサリアムはもみ合った。ビットコインは23日朝方に6万8000ドル台を回復したものの、直近の高値を前に利益確定売りが優勢となって軟化。24日明け方には6万5000ドル台まで下落した。一方、イーサリアムは3400ドル台後半を軸に底堅く推移した。

 23日には、米大統領選でバイデン大統領の後任候補として有力視されているハリス副大統領が勝利した場合、バイデン政権の厳しい金融規制政策を推進する可能性が高く、大手銀行や暗号資産関連企業には歓迎されないと報じられている。

 イーサリアムについては、22日にSEC(米証券取引委員会)が現物で運用するETF(上場投資信託)を承認し、23日からシカゴ・オプション取引所(CBOE)などで取引が開始されている。

(イメージ写真提供:123RF)