テスラの第2四半期決算報告、ビットコイン保有量に変化なし
電気自動車メーカーのテスラは24年第2四半期の決算報告を発表した。それによると、同期中にビットコイン(BTC)の売買を行っていないようだ。
同社は8四半期連続でビットコインの取引を行っておらず、約9720BTC(記事執筆時6億4000万ドル相当)を保有し続けている。
同社は総額約3億3700万ドルでこれらのビットコインを取得した。
テスラが最後にビットコインの取引を行ったのは22年第2四半期。当時の保有量の約75%にあたる3万BTC以上を9億3600万ドルで売却した。
テスラは21年上旬にビットコインに15億ドルを投資している。
●テスラ、売上高は予想を上回る
テスラの第2四半期決算報告は、売上高が予想を上回る堅調な結果となった。
売上高は255億ドルで、予想の246億3000万ドルを上回った。
GAAP(一般会計原則)によると、テスラの純利益は15億ドルで、13億4000万ドルのフリーキャッシュフローがそれを補完している。
しかし、自動車販売台数が2期連続で減少したため、利益は予想を下回った。株価は取引時間外で8%以上下落した。
同社は、「第2四半期は記録的な規制クレジット収益を計上した」と述べ、他社自動車メーカーが「排ガス規制の要件順守に遅れをとっている」と指摘した。
また、イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は電話会議の中で、テスラの自動運転タクシーサービス「ロボタクシー」の発表を延期すると発表した。
当初は8月8日に予定されていた発表日は、10月10日に延期された。
同氏は、自身の予測が「これまでは楽観的すぎた」とし、「25年内に発表できなければショックだ」と述べた。
●マスク氏、トランプ氏の選挙活動に4500万ドルを献金すると約束
報道によると、マスク氏は前米国大統領ドナルド・トランプ氏を支援する政治活動委員会に毎月約4500万ドルを献金する計画を明らかにした。
しかし、最新の四半期財務報告書によると、同氏は6月末時点で同委員会に献金していないようだ。マスク氏はXへの投稿で、WSJの報道は「フェイクニュース」だとほのめかしている。
13日の選挙集会での暗殺未遂事件後、マスク氏はトランプ氏への支持を公に表明した。
一方、トランプ氏は、暗号資産(仮想通貨)に対するスタンスを最近になって急転換し、暗号資産コミュニティで人気を高めている。
以前はビットコインを「詐欺」だと批判していたにもかかわらず、最近は態度を変えている。
6月14日、トランプ氏は大統領に選出された場合、バイデン政権の「暗号資産戦争」を終わらせると宣言した。
トランプ氏は以前、バイデン氏の暗号資産に対する厳しい姿勢を批判し、米国は暗号資産業界のリーダーになるよう努めるべきだと主張した。
報じられている通り、ハリス・ポールが実施した調査で、米国有権者の3人に1人が、投票にあたり暗号資産に対する候補者の見解を考慮していることが明らかになった。
また、大手暗号資産ベンチャーキャピタル企業パラダイムが実施した24年米国大統領選挙に向けた世論調査では、トランプ氏が暗号資産コミュニティから大きな支持を得ていることがわかった。
最新のデータによると、予測市場はドナルド・トランプ氏の当選確率を69%と予想している。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/teslas-bitcoin-holdings-remained-unchanged-in-q2.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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