BTC投資会社のスワン・ビットコインがIPO計画断念、採掘部署を閉鎖

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 ビットコイン(BTC)投資企業スワン・ビットコインは近々の株式公開計画を断念し、採掘部署を閉鎖するつもりだ。

 CEO(最高経営責任者)のコーリー・クリップステン氏は7月22日のXの投稿で、同社は中核の金融サービス事業の支出増加計画を縮小すると話した。同氏は人員削減の正確な数字は詳述しなかったが、今回の縮小は様々な部署にわたる従業員削減を含む。

 「今週、人員削減で解雇しなければならなかった従業員は地球上でもっとも優れたビットコイナーの一部で、将来、彼らと働くことを楽しみにしている」と同氏は話した。

・スワン・ビットコインはチームが2倍になり、収益は急増

 1月、スワンは23年中頃からBTC採掘部門を開発していると公表した。また、同社はシリーズC資金調達ラウンドを検討し、25年内に上場を目指すと言及した。

 スワンの目標は採掘リグを米国と海外事務所で均等に配分することだとクリップステン氏は話した。しかし、リグのほとんどの所在地を公表しなかった。さらに、スワンのマイナーは1秒に4.5エクサハッシュ(EH/s)で稼働し、3月までに出力を8EH/sに増加する計画だと述べた。

 23年、スワンは大きく成長し、チームの規模は2倍になり、年間収益で1億2500万ドル以上を生み出した。

・競争激化、スワンは新規株式公開(IPO)を中止

 マイナーにとって状況が困難になり、スワンはIPO計画を断念した。ブロック報酬を半分に削減する最近のBTC半減期は競争を激化した。

 また、現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の出現は投資家を採掘に直接参加することから引き離し、マイナーが資金を確保することをさらに難しくしている。このダブルパンチは多くのマイナーに採掘専念から多様化することを余儀なくしている。利益を出し続けるために、自社のインフラをさらに活用し、AIやクラウド・コンピューティングでサービスを提供している。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/swan-bitcoin-abands-ipo-plans-closes-mining-unit.htm

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