マウントゴックス債権者が返済を確認、大量のBTC送金が続く

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 アーカム・インテリジェンスによれば、7月24日、マウントゴックスはコールドウォレットから不明のアドレスに(24億7000万ドル相当の)3万7477ビットコイン(BTC)を送金した。

 さらに、現在、稼働していない同暗号資産(仮想通貨)交換所はマウントゴックス内のあるコールドウォレットから別のコールドウォレットに(2億2600万ドル相当の)5106BTCを移動した。おそらく、こういった送金は債権者への返済計画に関連している。

 これは、7月23日に暗号資産交換所クラーケンがマウントゴックスの債権者に資産を分配するための動きをしたことに続き、市場に売り圧力を働かせる可能性がある。

 23日、マウントゴックスは28億5000万ドルと見積もられる4万2587BTCを送金した。

・マウントゴックス債権者はクラーケンを通して資産を受け取る

 債権者にとって重大な発展として、先週、クラーケンはマウントゴックスの管財人から30億ドル相当の資産を受け取ったと発表した。同交換所は7日から14日以内に資産の分配を開始する計画だ。

 クラーケンの共同創設者ジェシ―・パウエル氏は、マウントゴックスの債権者が資産の受け取りを開始し、この日をマウントゴックスの債権者にとって「素晴らしい」日だと24日のXの投稿で表現した。「なんと長い道のりだ。暗号資産のこの章の扉を閉めることができてうれしく思う」と同氏は話した。

・長く待ちわびたマウントゴックスの暗号資産90億ドルの支払いはBTC売却の懸念を生む

 何年にもわたる法廷争いや延期後、マウントゴックスの債権者はようやく約90億ドル相当のBTCやビットコインキャッシュ(BCH)を受け取り始めた。

 5月にマウントゴックスが5年間で初めて大量の暗号資産を保管場所から移動し、今回の支払いが行われた。また、投資家間で債権者による投げ売りが市場を停滞させる可能性があるという懸念が生まれた。管財人の支払い手続きの開始は暗号資産市場に大きな影響を及ぼしている。

 BTCは最後6万5711ドルで0.3%下落して取引されていたが、6月には4%上昇している。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/mt-gox-transfers-bitcoin-worth-billions-creditors-confirm-repayments.htm

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