<今日の仮想通貨市況>中東の地政学リスクの高まりで軟調

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 1日午前9時50分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=964万円前後(過去24時間比4.4%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=48万1200円前後(同3.6%安)、XRP(XRP)が1XRP=93円台後半(同2.5%安)となっている。

 1日の主要な暗号資産は軟調に推移している。レバノンを拠点とする親イラン武装組織ヒズボラは7月31日、イスラエルの空爆により司令官が殺害されたと発表した。同日にはイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が、イランの首都テヘランでイスラエルの空爆により殺害されたと伝わっており、新イラン勢力によるイスラエルへの報復などが予想され、中東の地政学リスクが高まったことから、暗号資産市場ではリスクオフの売りが先行した。また、日米金利差縮小観測から円高が進行、日本株が急落していることも投資家心理を悪化させている。

 市場では、世界最大のステーブルコインを発行するテザーの24年上半期の利益が52億ドルと過去最高になったことなどが話題となっている。

(イメージ写真提供:123RF)