ビットソー、中南米におけるデジタル資産のセキュリティでコインカバーと提携
暗号資産(仮想通貨)取引所のビットソーが、中南米におけるデジタル資産のセキュリティ向上のため、コインカバーと提携した。
コインカバーが公表した15日のプレスリリースによると、この提携は災害復旧及びリスク管理ソリューションをビットソーのインフラに統合するもので、リアルタイムでセキュリティ脅威を緩和し、アクセスの喪失を防ぐことに焦点を当てたものだ。
●セキュリティのため中南米での新たな提携
コインカバーの非カストディ型災害復旧ソリューションは、この提携を通じ、ビットソーのMPC(マルチパーティ計算)インフラと統合され、運営・技術上の問題が生じた場合にビットソーは素早くアクセスを回復できるようになる。
ビットソーで戦略的提携責任者を務めるナノ・ロドリゲス氏は、「サービスを成長・拡大し続ける中、顧客のデジタル資産の安全性とセキュリティの確保は最優先事項だ」と述べた。
この提携は、ビットソーの現行の不正防止システムと共に、セキュリティ・リスクを検出し対処するための送信トランザクションのリアルタイム監視も可能にする。この追加セキュリティ層は、同プラットフォーム上のデジタル資産全体の安全性を改善するためのものだ。
「コインカバーとの提携によって、利用者に安全で信頼できるプラットフォームを提供するという当社のコミットメントが強化される」とロドリゲス氏は述べた。
コインカバーでシニア・バイス・プレジデントを務めるディグビー・トライ氏は、中南米の利用者は、世界で最も中央集権型取引所を好んでいると述べた。そのため、同取引所はセキュリティにさらに注力する必要がある。
「これは、この地域における業界の成長の表れである一方、こうした取引所がますますハッキングや詐欺の標的になっていることを意味する」とトライ氏は述べた。
「暗号資産取引所が顧客に対し、資産がこれらの脅威から守られているという完全な安心を提供できることは、必要不可欠だ。さもなければ競合他社が優位になる恐れがある」とトライ氏は付け加えた。
●FBI、暗号資産取引所詐欺を警告
FBI(米連邦捜査局)は最近、取引所の従業員に成りすまして資産を盗む暗号資産詐欺師について注意喚起した。
こうした詐欺は通常、迷惑メールやメッセージから始まり、詐欺師は被害者のアカウントが不正アクセスを受けたと主張し、ログイン情報やその他の個人情報を要求する。
FBIは標的になる可能性がある人々に対し、不審な連絡に対して返答したりリンクをクリックしたりせず、アカウントの問題については公式の連絡先情報を使って暗号資産取引所に直接確認するよう助言した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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