１６日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝８５８万円前後（過去２４時間比１．０％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝３８万４０００円前後（同２．２％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝８３円台半ば（同０．４％安）となっている。

　１５日の主要な暗号資産は乱高下。ビットコインは未明から売りが優勢となり、夕方までジリ安で推移。５万８０００ドルを割り込んだところで買い戻しが強まって５万９０００ドル台後半まで持ち直したが、１６日未明から再び下値を探る展開となり、朝方には５万６０００ドル台と約１週間ぶりの安値を付けた。

　現時点で明確な売り材料は観測されていないが、直近ではナスダックが１５日にビットコインとイーサリアムＥＴＦ（上場投資信託）のオプション取引の上場に関するＳＥＣ（米証券取引委員会）への提案を撤回したと報じられているほか、前日には米政府が大量のビットコインを移動させたとして売却の準備を進めているとの懸念も高まっている。

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