韓国のデータ会社、「ビットコイン指標、需要ダイナミクスの弱さと成長の鈍化を示唆」と

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 韓国のデータ会社クリプトクオントによると、ビットコイン(BTC)の需要は4月上旬から鈍化しており、8月にはマイナス圏に落ち込んだ。

 ビットコインは21日、1BTC=6万700ドルで取引され、7万ドルには達しなかった。

 ビットコインの大口投資家の保有総額の伸びも、3月の月間6%のペースからわずか1%へと鈍化している、と同社は指摘した。

 クリプトクオントは週次レポートの中で、「このビットコイン需要の鈍化は、米国の現物ETF(上場投資信託)からの購入の減少と一致している。米国のビットコイン現物ETFからの平均日間購入量は、ビットコインが7万ドル越えで取引されていた3月の1万2500ビットコインから、先週には平均1300ビットコインへと減少した」と述べた。

●米国のビットコイン現物ETFブームが減退

 このETF活動の大幅低下は、現物市場におけるビットコインへの関心の低下を反映したものだ。

 米国における現物需要の低下は、米国の主要暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインベース取引所におけるビットコインの価格プレミアムの減少にも反映されている。一般的に、プレミアムの減少は、買い方からの需要圧力の弱まりを示しており、ビットコインの値動きの低迷に寄与するものだ。

 現物需要の弱まりによって持続可能な価格回復に関するビットコインの能力について懸念が生じているが、他の一部の指標は市場が完全に弱気ではないことを示している。例えば、長期保有者は前例のない水準でビットコインを集め続けている。

 クリプトクオントのデータによると、この集団は月間39万1000ビットコインという過去最高のペースで保有量を増やしている。この積み上げは、短期的な価格変動の中でも、長期投資家がビットコインの将来の見通しについて未だ自信を持っていることを示している。

●ステーブルコインの時価総額が急増

 ステーブルコインの時価総額は、過去最高の1650億ドルに急増した。このステーブルコインの時価総額の増加は、暗号資産市場全体の流動性の増加を示しており、市場参加者がビットコイン需要が再び高まった場合の将来の投資機会への準備を整えている可能性を示唆している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-metrics-signal-weak-demand-dynamics-cryptoquant.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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